【os】外交官の一目惚れ 3【君に恋する】

99話 ページ3

os side


大先生も珍しく有能先生と化し、物凄いスピードでハッカー対策プログラムと戦っている。



因みにこの戦争で動いているのは暗殺部隊と情報部隊、そして指揮官くらいであり、よくある事だが医療部隊は暇をしているらしい。



まぁ、怪我人がいないのはいい事やんね。



俺は、α国との戦争を見据え、流れてくる情報を使って戦術をエミさんと立てている。



情報を見て思ったが、だいぶα国は詰めが甘いようで、思ったより簡単に攻略できそうだった。



まぁ、グルッペンにそう言ったらつまらなさそうな顔をしていたが。



rb「了解。...グルッペン、きょーさんも動き出したんやって。これほんまにすぐ終わってまうわ。次の準備したほうがええと思う」



するとAちゃんから連絡が来たのか、ゾムから連絡が来たのか、ロボロがグルッペンに向かってそう言った。



gr「わかった。行くぞ」



それを聞いたグルッペンは、スッと立ち上がると、兵達が見えるところまで、護衛のトントンを連れ、向かう。



そして俺もげどちゃんを連れ、トントンとは反対の位置に立つ。



其処には通称三強、と呼ばれる俺たちが揃った。



gr「...それでは、随分と待たせてしまったな...前線部隊諸君、攻勢準備をしてくれ。まもなく宣戦布告を、そして電撃戦を開始する！！」



俺が揃ったのを満足げに見たグルッペンの言葉と共に、城の外から城を揺らさんばかりの歓声が聞こえ、戦争の足音が着々と近づいてきているのを感じた。



え？ファイント王国とも戦争中だって？



いいや？あれは、ただの喧嘩(盗み)、やで？

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