Really no (ページ25)

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◎ Sweet Morning ページ25

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in.s

朝、やまだくんより起きるのがはやい俺は太陽の光ですぐ目が覚ます。
ベッドの上でも少し離れたところで俺に背を向けて寝ているやまだくんに寂しさを感じて、寝ぼけながら後ろから抱きつくのが俺の日課。
とはいえ、情事後でお互い裸だから体温がすごくダイレクトに伝わってくる。それが、毎回胸をドキっとさせるのだ。

腰に腕をまわして、せなかにおでこをぐりぐりと押し付ける。これをしてやまだくんは起きる日と起きない日があるけど今日は、

「… 」

起きない日でした。

なんて思いながらも、寝ているやまだくんにちょっかいを出すのはすごく好き。だから、この時間は俺にとって至福のひとときと言っても過言ではない。
なかなか起きないやまだくんを今日はどう起こそうか、俺にはない割れた腹筋を撫でながら考える。

「やまだくん、ねぼすけだもんねぇ、」

さて、今日はどうしよう。
昨日は携帯のアラームを耳元で爆音で鳴らして起こした。俺の起こし方はそんなキスとかあまーいものじゃなくて、やまだくんが起きてびっくりするぐらいがちょうどいいんだよ。
今までで一番酷かったのはベッドから落として起こしたことかな。あの日は本気で怒られたからもう絶対しない。… 俺的にはすっげえ楽しかったけど。

「今日はなんか、甘くしたいな、」

気分によっては、キスをしたりして起こすこともある。でもそんなの、月イチあるかないか程度。

今日はなんか、デレたい気分。なかなかこっちに寝返りを打ってくれないから、というのもあるかもしれない。まだ今日寝顔見れてなくて悲しいから。

「よし、決めた。」

今日は、題してキスキス大作戦とやらを決行しよう。ネーミングセンスはおいといて、内容はあんまいから。