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20♯ ページ24

宏太side

中島「もし、何か気付いたら僕にも教えてください…」

「はい…、では、失礼しました」

中島さんに会釈をして、慧の部屋に向かった

この施設に来てから1年半…

部屋番号“622”

その扉をそっと開ける

「慧…?」

最初の頃みたいにベッドに座って

窓を見ていた


慧「宏太…来てくれたんだね」

穏やかな顔

俺はベッド横の椅子に座った

「何?大事な話って」

慧「俺たちさ……











別れようよ」

慧のか細い声が部屋に響く

「え?ちょっと待ってよ」

慧「もう、宏太は限界だよね、こんな俺」

「俺は…「無理しなくって良いよ」

慧「無理しなくって良いんだ、苦しむのは俺だけで」

そう言う慧に少し苛立ってきた

「な…何いってんの!!」

慧が目を見開く

「俺は1人で楽な道を進むより、

慧と辛い道を進んだ方が100倍良いよ!」

思いきって言った言葉に、顔が紅くなる

慧「………最後にそう言ってくれて嬉しかった













ありがと」

そう笑った慧は天使の様で、儚かった

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ひよこ - コメントお待ちしています! (2018年7月18日 17時) (レス) id: d38d4b59aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒヨコッピー | 作成日時:2018年6月1日 6時

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