狗巻棘の双子の妹【呪術廻戦】

40color ページ42

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パチパチと拍手をして現れた、包帯をしてない五条先生。



「「「誰？」」」


五条「グッドルッキングガイ五条悟先生ダヨ〜」


『(皆んながそうなるのも無理ないか…)』



私もなんだか久しぶりにちゃんと顔を見た気がする。相変わらず綺麗な水色だ。



『(………顔)』



「やば」と思ってずっと下がっていた口元のファスナーを咄嗟に上げる。



五条「以前憂太が立てた仮説。面白いと思ってね、家系の調査を依頼した。里香の方は随分昔に終了してたけど憂太の方はザルもいいとこだったからね。それで判明したんだけど…」



なんだろう…危ない家系とか？

呪詛師だった、とか？



五条「君、菅原道真の子孫だった！超遠縁だけど僕の親戚！！」


「「「『スガッ…！？』」」」



五条先生は呑気にピースしながら「いぇいいぇい」と喜んでいる。



真希「…え、誰？」


パンダ「日本三代怨霊の一人。超大物呪術師だ」


棘「ツナ」


五条「憂太が正しかった。里香が君に呪いをかけたんじゃない。君が里香に呪いをかけたんだ」


乙骨「(…そうだ、僕はあの時、里香ちゃんの死を拒んだ)」


五条「呪いをかけた側が主従制約を破棄したんだ。かけられた側が罰を望んでいないのであれば解呪は完了だ。ま、その姿を見れば分かりきったことだよね」



なんだか、とても切なくなった。

2人の輝かしい愛が、この結果を作ったのだと思う。



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