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「何食べたい?」
『何でもいいですよ。倫也さんの好きなので』
「何でもいいが一番困る」
「和、洋、中、仏、欧、米、蘭...」
「どれがお好み?」
ふふふ と微笑みながら隣を歩く倫也さんを少し見上げて
呪文のような国名に少し戸惑いつつ
『それ、最後の方どんな料理出てくるんですか(笑)』
「わかんない」
「とりあえず思いつくだけ言ってみた」
「んで、何がいいの」
ってふわふわ笑って聞いてくる
"じゃあ、中華で!"って言うと、"お。いいね。"って
倫也さんも中華が良かったんじゃないか、って思えるくらいニコニコして言ってくれるから
勘違いしちゃうそう。
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遥ちゃんのこととか、仕事のこととか、ペットのこととか、他愛もない話をして気付けばお店の前に着く
倫也さん、スマホでお店調べるわけでも無く当たり前みたいにここ来たけどよく来るのかな。
行きつけ?
お店知ってるって
なんか、大人の男。
ってドキドキ
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〆
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作者名:inu | 作成日時:2019年5月21日 7時