18話 ページ19
侑はユース合宿に行き、稲荷崎はセッター不在をいい機会としてレギュラー選手が交代でセッターをすることになった
多いのは治と北だが
練習が終わり、教室で美南は北の前の席である自分の椅子に座って話をしていた
『ユースってどんなんやるんかな？』
｢まぁ、それなりに厳しいやろ。うちが1〜10やっとる時にあっちは1〜20、もしくは30やっとるんやろ｣
『つ、疲れてまう！』
美南は引いた顔で言った
稲荷崎は強豪なのでただでさえ練習はキツイのに、それを20、30と底上げするなんて、キツさのなにものでもない
｢けど、侑はそれが好きやからバレーしとるんやろ｣
『え、侑ってMなん？』
｢そうやないやんか｣
北は残念そうに美南を見た
『信介はたまに私の事残念そうに見てくるけど、私はアホちゃうからな？』
｢アホちゃうやつは高3になってまで男に起こされたりしとらんわ｣
『それは信介が悪いわ』
｢悪ないわ｣
『いや、私の事甘やかしすぎなんよ』
美南は腕を組んでウンウンと頷いた
『けど、これからも私を一番甘やかせや？』
そう言ってニヤリと美南は笑った
自覚したあの日から彼女の一挙一動にドキドキしていた北はこの時こそ心臓が止まるかと思った
｢彼女が出来たら無理やろ｣
『え、信介、好きなやつおるん？』
｢知らん｣
『知らんて、自分のことやんか。なぁ』
美南の質問責めを無視して、北はそっぽを向いた
これが今の北にできる精一杯の対抗だった
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あまね(プロフ) - 完結おめでとうございました！久しぶりに見てめちゃキュンさせてもらいました！ありがとう御座います！ (11月18日 0時) (
レス) @page39 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あい - Eカップは大して珍しくないですよ。 (2023年1月4日 9時) (レス) @page10 id: ab06a6fc10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2021年11月21日 18時
