118話 ページ20
A視点
?此処は……?
アレ?さっきまで冥さんと一緒に蛇草家に居た筈だけど………
?冥さんは……?
私1人?
さっきのは一体なんだったんだろ?
取り敢えず、冥さんと合流する為に先に進もう
それで進んでるけど、コッチが前なのか後ろなのか分からない
と言うか、下の水って血……?
しかも、所々に骨が落ちてる
私は何処に飛ばされたの……?
そう思いながら前へ進んで行くと骨の山を見つけた
そして骨の山の上を見てみると……
「何故貴様が此処に居る……」
!この声は……!!
A「宿儺……!!」
何でこんな所に!!
A「何故此処に居る!!」
宿儺「それはコッチの台詞だ
此処は俺の生得領域だぞ
逆に何で貴様が居る
次から次へと人の生得領域に土足でズカズカと踏み込んできて……
不愉快だ」
!?此処は宿儺の生得領域だったの!?
次から次へとって事は冥さんも此処に来たって事?
宿儺「!……貴様、Aだったのか
何故早く言わない」
A「呪いに答える義務はない!!」
それで私は貴人の呪装をした刀を出した
A「ズバァァァァァン!!」
宿儺「まぁ、そう殺気たつな」
そう言いながら宿儺は避けた
宿儺「お前の事はあの小僧と違い気に入っている
それに生得領域に来たのも何かの縁だ
どうだ?少し話さないか?
因みに、お前が断る権利はない」
!!偉そうに……!!
反撃したいのは山々だけど、此処で反撃した所で私の方が分が悪い
それに、まだ冥さんと合流出来てない
今、優先すべきは、冥さんとの合流
A「……悪いけど、構ってる暇はない」
宿儺「そう言うな、少しくらい付き合え」
そう言った瞬間下に降りてきたと思ったら私を抱えて上に戻った……!?
A「なっ!離して!!」
宿儺「そう暴れるな」
暴れるなって言う方が無理があるでしょ!!
早く降りないと!!
宿儺「……A、お前は何故そこまで小僧を愛するのだ?」
……え?
い、一体何を言っている訳……?
宿儺「小僧はもう死んだのにお前はまだ慕っているだろ?
何故だ?
慕う意味が分からん」
……少なくとも……
A「……アンタには分からないでしょうね」
呪いのアンタには……
宿儺「フム……さっぱり理解出来んな
死者を慕ってどうする?」
A「……死者だろうと関係ない
悠仁は、悠仁だから……
私の好きな人と変わりない……」
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