90話 ページ42
A視点
「はいよ！和食定食と、トーストと抹茶だよ！」
釘崎「ありがとう！おばちゃん！」
A「ありがとうございます」
そう言って私はトーストと抹茶を
野薔薇は和食定食を持って席に座った
A「いただきます」
釘崎「いただきます」
それで食べ始めた
釘崎「ホント、そんだけで足りるの？」
A「意外と足りるよ」
釘崎「ふーん……
でも、倒られると困るから、少しは分けてあげるわよ」
そう言ってゆで卵をくれた
A「ありがとう
でも、大丈夫だよ
そんなに食べれないからさ」
釘崎「それでもよ！！
それでも沢山食べる！！
そして、いい男を見つける！！
いいわね！？」
A「は、はい……」
と言われてもね……
先ず、これ以上食べたら、ホントに吐いちゃうし……
それは、ご飯を作ってくれたおばちゃんに申し訳ない
何より、今はいい男を見つける気はないし、そうそう忘れたり、切り替えれる物じゃないよ
忘れるには、思い出が多過ぎる……
切り替える為にはまだまだ時間が足らない……
釘崎「……ほら、暗くならない！！
ウジウジしてたってしょうがない！！
さっきも言ったけど、虎杖の事は忘れなくていいけど、引きずれって言ってる訳じゃないから
虎杖の為に強くなるんでしょ？」
A「う、うん……」
釘崎「じゃあ、今度は、いい男と付き合う為に自分磨きをしなさいよ！
男なんてそこら辺に居るから」
言い方よ
でも……
A「うん、そうだね
ありがとう」
釘崎「うん、そっちの方が可愛いわよ」
A「？そっち？」
どう言う事？
釘崎「笑ってる方がいいって事よ
普通に笑えるんだから、いっぱい笑いなさいよ
そっちの方が可愛いしね」
A「！あ、ありがとう……」
ほ、褒められるのは慣れてないんだって……
釘崎「照れてる？」
A「て、照れてない……！」
釘崎「嘘ね」
A「嘘じゃない……！」
照れてないし、嘘じゃないの……！！
伏黒「？何やってんだ？」
釘崎「！伏黒！
べっつに〜？
ただ、Aが可愛かっただけです〜」
A「ちょ！」
別に言わなくても……！！
釘崎「伏黒には教えてやんな〜い！」
伏黒「あぁ、そうかよ……！！」
A「あ、そう言えば伏黒はご飯食べたの？」
伏黒「いや、今からだ」
あ、手に持ってるね……
伏黒「お前達もだよな？」
釘崎「見りゃ分かるでしょ？」
伏黒「っそうだな……！」
そんな喧嘩腰になんなくても……
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