88話 ページ40
A視点
真希「A、式神を出したままの状態は可能か？」
A「まぁ……
シロやクロは気を失えば消えますけど、朱雀や白虎は気を失っても私が解かない限り居続けます」
でも、何で……？
真希「なら、上等だ
恵は？」
伏黒「Aみたいに、長時間は戦いながらだと難しいと思います
気が動転したりすると俺のは消えます」
真希「まぁ、それなら何とかなるだろ
2つの班に別れた行動すると言ったがもしかしたら全員バラバラになる可能性がある
そしたら、棘に携帯を送り届けるのは困難だろ？」
確かに……
！成る程……！
そう言う事か！
真希「だったら、Aか恵の式神を使って棘の所に向かわせる
私達が棘を探して合流するより早いからな」
釘崎「？でも、合流したらその後はどうするんですか？」
真希「んなもん棘がどうにかするだろ」
え……
そんな人任せな……
パンダ「！確かに、棘の呪言で戻れとか言ったら解けるな」
！そういう事か！
真希「で、そうする為にはパンダ班にも式神が居るが、生憎恵以外式神を出せる奴はいない
だから、Aの式神を2体、パンダ班につけさせろ
1体はパンダ班と共に行動してもらうが、もう1体はさっき言った棘へのおつかいだ」
A「分かりました」
とすると、シロとクロだよね
真希「後は……どうするか……」
パンダ「うーん……
やっぱり、後は実力次第って所だよな」
狗巻「しゃけ」
パンダ「取り敢えず、お前等1年はぶん投げ続けるからな
後は……」
真希「3人にあった練習を組むか」
パンダ「だな」
狗巻「しゃけ！」
真希「取り敢えず、恵は呪具での実戦だ
野薔薇は、別の戦い方を先ずは見つけるぞ
Aは、ひたすら体力強化だ
後は、悟に扱いてもらえ」
A「は、はい……」
何か、私だけ五条先生任せなんだけど……
まぁ、仕方ないっちゃ仕方ないんだけどさ……
真希「作戦はこんくらいか？」
パンダ「だが、作戦は多いに越した事はないからな
いつ、どんな作戦が実行不可になるか分からないからな」
狗巻「いくら、ツナマヨ」
伏黒「そうですね
もしかしたら、違う日に思いつくかもしれませんから」
真希「だな、じゃ、夕飯の時に作戦会議をするぞ」
パンダ「決まりだな」
狗巻「しゃけ！」
釘崎「Aもよ！
だから、早く帰ってきなさいよ！」
A「う、うん……！」
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