82話 ページ34
A視点
五条「そして、Aが言ってた無限を使うのにも必要なんだ
正確には無下限術式って言う能力なんだけど、その無下限呪術を可能にさせるには、緻密な呪力操作が必要なんだ
そこで、それを可能に出来るのは六眼と言う訳」
六眼はやっぱり、必要不可欠な物なんだ
五条「まぁ、リスクもあるんだけどね
僕のこの目隠しの理由は、ずっと六眼を使用するとずっと情報が流れ続けるんだ
例え、六眼を使用してるつもりはなくても、無意識の内に使用してる事がある
だから、コレをして使用してないようにしてるんだ
あの時、悠仁に凄い近づいたのはそれが理由だよ
近づかないと、分からなかった」
やっぱり、強い物にはリスクが伴うか……
五条「と、ここまでが六眼について
覚えた？」
A「なんとなくは……」
五条「それなら上等
じゃあ、無下限についてね
無限の応用が僕が使ってる術式と領域なんだけどね
種類は術式順転 蒼、術式反転 赫
蒼の方は、無限を収束し、引力を発生させ、物体を一箇所に引き寄せる技なんだよね
そして、その蒼を遠くにおき、自身をその場所にワープをさせる事が出来る
赫の方は、無限を発散し、衝撃波を発生させ、敵を吹き飛ばす技
コレは1回くらった事あるから、威力は分かるかな？」
A「はい……」
掠っただけで凄い痛かった……
五条「この2つが主かな？」
この2つが……？
A「もう1つありますよね？」
確か……
五条「あぁ、言ってるのは虚式 茈の事かな？」
A「はい」
五条「アレは、その2つを混ぜた奴だよ
ほら、青と赤を混ぜると紫になるでしょ？
それと一緒だよ
その2つを混ぜると膨大な威力となる
1回実験でやったら地形が変わっちゃったんだよね〜」
……それ、軽い感じに言う事ではないと思う……
五条「まぁ、先ずはその2つが基本となる
そして領域展開 無量空処
コレは、領域内が無限の内側で処理しきれない程の情報を頭に流し込まれる
非術師であれば入っただけで直ぐに廃人化する
術師や呪霊でも情報処理が追いつかず身動きがとれなくなる
呪力は食うけど、それ以外のリスクはない
コレが無限の呪術だよ
理解した？」
A「……一応」
でも、凄い難しい……
五条「ま、全部六眼頼りの物だから、その六眼がないと始まらないんだけどね
Aの術式はオリジナルだよね？」
A「霊符を使った奴ですか？
それはオリジナルじゃないです」
五条「いや、そっちじゃない
式神を出す方だよ」
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