78話 ページ30
A視点
五条「因みに、この事誰かに話した？」
A「いいえ」
誰にも言えてない
五条「その方が賢明だろうね
もしかしたら、五条家とだけじゃなくて、禅院家、加茂家と繋がってる可能性がある
もしそうだとすると、Aの身の安全が保証出来なくなる
周りを巻き込む可能性だってある」
……私の所為で……
A「ごめんなさい
五条先生を巻き込んでしまって……」
五条「そこは気にしなくていいよ
巻き込まれても、どうにでもなるし、僕最強だから」
A「……今回は五条先生の強さがあって良かったです」
五条「！……こう素直に褒められるのも中々照れるね……」
？別に褒めたつもりはなかったけど………
五条「さてと、で禅院家と加茂家の事については本人達に聞かない限り分からないだろうけど、式神達ならその2つの家について知ってるんじゃない？
勿論、僕以上に五条家についても知ってるかもしれない
Aはそれを全部知って受け止める覚悟は出来てるの？
君の過去を知るって事は僕が思ってた以上に危険な橋だった
これ以上踏み込めば後には戻れない
それでもやる？」
そんなの決まってる……！
A「調べます
情報としてはまだまだ足りない
もっと強くならないといけないんです……！」
もしなれるなら、なってやる……！
全部を滅ぼせる人に……！
五条「ハハッ、やっぱり呪術師で1番まともかと思いきやAもイカれてるね！
流石僕の教え子
そうこなくっちゃ
後調べてないのは？」
A「天若家と蛇草家です」
斑鳩家もまだまだ調べれば色々出てくる筈だけど1個の家にあまり時間はかけられない
交流会ももう直ぐだし、交流会までに調べられるなら全部の家を1通り調べておきたい
五条「天若家は確か……
暗殺一家……だったよね？」
A「はい、天若家は掃除屋として、違反者を殺してました
……正直この2つの家にはあまり長時間居たくないです」
怖いし……
前からその2つの家は怖くて近寄れなかった……
五条「蛇草の方は？」
A「……蛇草は特殊らしくて、式神を継承していくに連れ呪われていったって言ってたのは覚えてますか？」
五条「あぁ、覚えてるよ」
A「……正直、あそこに住んでた人達人間だったのかも怪しいというか……」
見た目が本当に人間なのか分からなかった……
パンの耳をお店で貰ってる姿を見た時には可愛いって思ったけど……
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