77話 ページ29
A視点
店員「お待たせしましたー!
天丼小と、イチゴチョコパフェ、ショコラケーキ、お汁粉、スイーツタルト、バニラアイス、抹茶プリンです!
ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
五条「はい!」
店員「ごゆっくりお召し上がり下さーい!」
……此処、天ぷら屋だよね?
A「天ぷら屋なのに、そんな異常な程デザートを頼む人初めて見ました」
しかも、天ぷら類は一切頼んでない
五条「えー、甘い物美味しいよ?
食べる?」
A「いりません」
自分のがあるし……
それで自分のを食べてみたけど……
A「美味しい……!」
五条「それは良かった
で、話を戻すけど、僕が考えたのはあくまで可能性があるってだけ……
でも、僕が使える無下限呪術はAもご存知の通り、六眼がないと使えない
その六眼だけど、生まれつき持つ物だ
突然、六眼になるなんて事はない
普通の考えだとだけど……」
A「?と言いますと?」
五条「血は繋がってるし、コッチの普通が色々通じなさそうなのは、此処数週間で嫌って程分かった
だから、もしかしたら何かの拍子に開眼しても可笑しくはない
それが、僕の考えた可能性」
成る程……
確かに、修行次第で身につくって言ってたしもしかしたら、六眼になる可能性だって十分に考えられる
五条「呪力量は僕が見た感じ僕よりは少ないと思ってたんだけど、あの時眼を確認した時に、微かだけど物凄い量の呪力を感じた
僕よりも大量の呪力を……
今まで言われた事を過大評価しすぎだろと少し考えてたんだけど、そうでもないみたいだね
寧ろ、最底辺の評価の可能性も十分にあり得る」
!最底辺であの評価……!?
もし、そうだとしたら……
A「……私の事を……どうしますか?」
五条「?なんで?」
A「……恵から聞いたんですけど、小さい頃実の父親に売られたって話……」
五条「あぁ……」
A「恵は才能があったから高く売られたって……
その話を聞いても尚、五条先生は生徒として、居させるんですか?」
……怖い……
自分で聞いといて、凄い怖い……
皆んなと離れるんじゃないかって思うと……
五条「そんな事はしないよ
Aは僕の大事な可愛い生徒の1人
そんな酷い事はしないよ
それに、コレを知った事で余計に見捨てる訳にはいかないからね」
A「!五条先生……
ありがとう………ございます」
五条「生徒は難しい事を考えないで先生に頼っとけばいいの!」
……担任が五条先生で良かったって……
ほんの少しだけど、思った
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