76話 ページ28
A視点
五条「すいませ〜ん
予約してた、五条で〜す」
店員「五条さんですね!
此方にどうぞ!」
そう言って店員さんに案内された
五条「さ!どれでもいいよ!」
メニューを見渡され見てみたけど、どれにしようかな……
A「……コレお願いします」
五条「?それだけでいいの?
前はもうちょっと食べてたよね?」
A「これ以上食べると気持ち悪くなって吐いちゃうので……
これでも、大分食べてる方なんですよ」
引き篭もってた時食べるのが少なかくなったから、それが体に慣れちゃって、それ以上がキャパオーバーになっちゃった
五条「……これも課題だね
体力をつけるなら、沢山食べる!」
A「……吐いたら意味ないですよね」
五条「……そうだね
すいませ〜ん!」
店員「はーい!
ご注文はお決まりですか?」
五条「はい、えーっと……
コレと、此処の奴で!!」
店員「はい!かしこまりました!」
そう言った後店員さんは中に戻ってた
五条「はぁ、それにしても……
歴史が深過ぎて、僕もまぁまぁ知ってる方だと思ったのに……」
A「ハハハ、それは私もこんなに深いとは思ってみませんでした……」
あ、そういえば、何処の家と同じになったんだろ
斑鳩家は……
五条「こりゃあ、交流会までに全部知るのは無理っぽいね」
A「そうですね」
五条「……朱雀が言ってた、Aが領域を全部使えるのどういう意味だったんだろうって思って考えたんだけど……
思い出した事があってね」
A「?思い出した事?」
五条「僕の家、五条家は元々五条って名前じゃなかったんだよ」
A「?そうなんですか?」
初めて知った
五条「そう、で貴人が言ってた話を聞いてそれを思い出して、そして朱雀の話も聞いて思い当たる節が1つだけあるんだ」
A「?何ですか?」
五条「僕の家の前の苗字は……
鸕宮」
A「え……」
そ、それって………
私の苗字と同じ……
五条「そう、Aと遠いけど、血は繋がってたみたい
鸕宮家とは、いい関係になる様に変な事をする可能性があった僕をあまり近づけたくなくて、1回しか会った事はなかった
鸕宮の苗字どっかで聞いた事があると思ってて、だけど綺麗に忘れてた
でも、朱雀の話を聞いて思い出したんだ
アレは、ハッタリでもなんでもない
Aは、本当に領域を全部使える可能性がある」
鸕宮と五条家は繋がってて、私は本当に……
そんな事が……
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