悠仁と隣に居る為に…… (ページ44)

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42話ページ44

A視点

貴人【調べたなら十二家についても書いてあっただろう】

A「うん」

五条「12？4つしか家はなかったのに12？」

貴人【前は十二家だったんだ

だが、代を継ぐにつれ、継承出来なくなり、他の家は後継がおらず、合わさったんだ

Aの母方の苗字は？】

A「………水度坂

！……もしかして……！」

貴人【あぁ、水度坂は青龍を継いでいた

そのAの母方の方のAにとっては記憶にない程前でもこんな形で継いでいた

苗字は雲林、そこは玄武を継いでいた

他もこんな感じで少なくなっていた】

そう言う事だったんだ

A「ねぇ、両面宿儺とはいつ、戦ったの？」

ずっと、引っかかってた

宿儺が、封印された原因は私達の一族に追い詰められたから

それは、一体いつ？

貴人【そうだな……

丁度、最後の継承者、天馬だった時だな

両面宿儺を封印したのはお前と遠い血縁関係にある玄武の継承者、雲林院憲剛と、そこに居る五条の遠い血縁に当たる奴だ

玄武の特徴は……】

A「防御……」

貴人【あぁ、そして封印にも1番特化していたが、その結界を作れる者がいなくなったから、ケガレが後に呪霊として出てきたんだ】

！？そう言う事だったんだ……

貴人【両面宿儺の封印が解けつつあったのは、五条の封印が時が経つにつれ弱まっていったからだ

元々、玄武の封印は力を抑えるだけで、それを五条は箱の中に入れその中に札を貼りそれを剥がれない様にした

玄武のは、時が経とうが問題なく継続されている

だから、本物意外、両面宿儺の指を取り込めば本来の力は発揮されない

だが、誰にでも取れる様になってしまった

それが、今の両面宿儺の状態だ】

五条「成る程、そこは玄武に感謝だね

まぁ、今は回収に当たってるから、僕達に回収出来ない状況だったら、最悪だったね」

A「はい

貴人」

貴人【今度は何だ？】

A「式神の力の使い方……

教えて」

五条「？もう出来てるからいいんじゃないの？」

A「完璧では、ないんです」

あの時、悠仁の心臓を取られた時、自我を保てなかった

その時、あの時だけ全部の式神を使えた

本来、1回につき、1つしか使えなかった

その理由を知りたい

それが出来れば、私はもっと強くなれる……！

貴人【……あの時、何でAが俺達全員を使えたかは俺にも分からん

それは、他の奴等も同じ反応をするだろ

だが、1つだけ言えるのは、自分自身の持つ呪力を“全部”出しそれを使えたから】

全部……？