39話 ページ41
A視点
それから、私は制服に着替えた
コンコン
?誰から……?
五条「A?今さっき悠仁の解剖が終わったよ
恵も野薔薇も、真希も棘もパンダも、皆んな心配してるぞ
それに、もうすぐ交流会もある
少しくらいは、顔を出したら……」
そう言いかけてたけど私は扉を開いた
五条「!?隈、凄いし、ちゃんとご飯食べてないね」
A「……五条先生、お願いがあります」
五条「ん?」
A「私、強くなりたい
もう、悠仁みたいに死なせないくらいに、もっともっと強くなりたい
……今まで、嫌でずっと逃げてきたけど、それにも向き合っていかないと、私は多分、強くなれない……
………私の家に連れて行って下さい……
お願いします」
五条「!……いいよ、ただし、無理そうだったら直ぐに言って?
直ぐに引き返すから」
(Aに取っては、トラウマ物だろうからね)
A「はい、ありがとうございます」
そうして、五条先生に私の家に送ってもらった
伊地知さんとかじゃ、多分見つけるだけでも苦労すると思う
知っている五条先生にしか頼めない
五条「さてと!着いたよ!」
そう言われ、久し振りの景色が広がってる場所を見渡した
A「まだこんなに残ってたんですね」
五条「誰も居ないから取り壊そうとしたけど、結界が強くてね、非呪術師には先ず見えない
そして、取り壊そうとすると結界の力が働いて、今までずっと取り壊せなかったって所」
A「そうですか……」
五条「Aの家については、僕はあまり詳しくない
知っているのはAが1人になって以降の情報しか知らない
Aが知りたがっているのを知っているのは、君が持ってる式神達と、両面宿儺くらいだろうね」
A「……はい」
五条「家は此処であってる筈だけど……」
A「はい、此処です」
そう言って私は車から降りて、家の中に入った
その後ろから五条先生も着いてきた
確か、此処に書物が……
そう思い、扉を開けたら埃まみれの本が沢山あった
五条「ケホッケホッ、すっごい埃被ってるね」
A「はい」
でも、此処にもしかしたら……
そう思い書物を1個1個調べて行った
その中に、私が探していた1つの物を見つけた
私達、鸕宮家の歴史について書かれている書物
五条「それ?探してたの」
A「1つはコレです」
五条「そっか」
後は、式神の力の使い方と、記憶が正しければもしかしたら、他の家の歴史について書かれて書物もあるかもしれない
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