34話 ページ36
A視点
まさか、シロと一緒に落ちちゃうなんて……
さっきのは間違いなく特級だった
でも、まだなりたてだった
だけど、2人が勝てるくらいの実力はまだない
取り敢えず、違う穴とはいえ繋がってるかもしれないなら、野薔薇と合流して悠仁達を探そう
A「シロ？野薔薇を探せそう？」
シロ「クゥン……」
【鼻が曲がりそうなくらいの色んな匂いで掻き消されて探し出す事が出来ん】
そんな……！
仕方ない、地道に探して……
！呪いの気配！
何処から……！？
シロ「ワン！」
【上だ！】
上？
！？何、この数……
もしかして、野薔薇の方も？
弱いとしてもこの数は多すぎる！
早く野薔薇と合流しないと！
A「獣爪顕符 白蓮虎砲 急急如律令！」
それで両腕に呪装をし
A「虎斬 軻遇突智！」
それで斬撃を与え続けて私が見える範囲のは倒したけど、また次々と出てきた
A「！コレじゃ埒があかない……！
シロ！私が一瞬隙を作るから、その間に野薔薇達の所へ行って！
そして野薔薇達の援護と私の所に来ようとしたら来なくていい事を伝えてほしい
そして、外に出た時に合図か何かをしてほしい
もし、悠仁が“宿儺に変わる為に全員で逃げ出してほしい”と言われたとしても！」
シロ【だが……】
A「私の実力……シロには分かるでしょ？
私が、例えどんな怪我をしたとしても、負けた事、1回でもあった？
私が、呪いを祓いきれなかった事、今までにあった？」
シロ「……ワン！」
【信じよう、絶対に生きて帰ってこい！】
A「分かってる！」
チャンスは一瞬……！
A「虎空 倶利伽羅！」
それでシロが通れる道を作りシロは素早く通った
シロを追いかけようとする呪いを私は祓っていった
A「アンタ達の相手は……私！！」
それで向き合い攻撃を繰り返していったけど、数が多過ぎて全然減らない
A「ハァ、ハァ、ハァ……」
幾ら言葉の奴と纏神呪意外呪力が減らないとはいえ、体力は減り続ける一方
対して、呪いは全然増えてる
今、こうしてても埒があかない
なら……
A「白虎明鏡符 白蓮虎砲 纏神呪！」
そうしてあの多かったのをさっきより早く全部倒してしまった
さっきので、全員
玉犬「ワォォォォン！」
シロ「ワォォォォン！」
？シロ達の声？
もしかして、外に出れた？
良かった……
残りの呪いの気配はあの時の特級だけっぽい！
急ごう！
時間切れになる前に！！
それで私は悠仁達が居た場所であろう所に向かった
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