18話 ページ20
A視点
……外からは呪いの気配が凄かったのに、中では一切呪いの気配がない
どう言う事?
中に進んで行っても、呪いが全く居ない?
何か、見落としている?
いや、そんな筈は………
そう考えていたら私は知らない内に吹き飛ばされた
A「カハッ!」
い、一体何が……
そう思い向いた先には
呪霊「せんせいですねぇ」
呪い……!
気配が気づかなかった……!
いや、今でも気配が分かりづらい……
どうなってるの……?
呪霊「ここはぁなにですかぁ?」
呪霊「だれかぁぁぁあ?」
………!周りにも、呪いはうじゃうじゃ居る……!
それなのに、何でこうなるまで気づかなかった……!
……いや、気づかなかった……の方なのかな?
……最悪だ………
最初の見解から間違ってたんだ
此処は、領域の中
そもそも、此処に入った時点で領域展開は発動していた
中に入った瞬間、自分達の気配を分かりづらくする領域
外から中に入ってきても何も変化がなかったから領域展開はまだだと思ったのが間違いだった
もう、此処は領域の中……
でも、まだ未完成ではある
その証拠が、背景と同化している所
領域展開をすれば背景は必ず変わる
まだ、そこまで変わってないとすれば、せいぜい特級でも、下の下
効果も今の所気配を気づかせにくくしてるだけ
なら、力をつける前にさっさと祓うに限る!!
A「龍鱗顕符 青閃龍冴 急急如律令」
それで両腕に呪装をした
そして霊符に私の血をつけて
A「勾陳、玄武」
そこから、勾陳と玄武を式神として出した
式神達で周りの呪霊を倒してもらう事にして私は特級の方で戦ってるけど、しぶとく残ってる
A「しつこい……!
蒼穹龍眉之諧謔!」
突き技を連続で打ち、当たって、効いてはいるけど、直ぐに治ってる……
流石、特級
一筋縄じゃいかないのは当たり前か……!
呪霊「たすけてくださぁい」
!?しまっ……!
そう思っても遅くて、呪霊の炎?の術式に少し掠った
……背中焼けたな、コレ………
痛いし………
しかし、気配が分かりづらいから、何処に居るのか何時も以上に分からない
それなら……
A「ズバァァァァァァン!!」
そう言った瞬間に貴人の呪装をした刀が現れ特級に刺さった
呪霊「!?せんせぇ……?」
A「ドカァァァァァァァン!
やられろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そう言って次々と刺さっていき、回復が追いつかなくなり祓えた
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