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気づいてた。
Aがあの時死んでしまったこと。
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駆けつけたとき、望には大きなライフルが向けられていて。
凶悪犯だろうがなんだろうが 一般人がなんでそんなん持ってんねん、なんて冷静に考えつつも、体は冷静にはなれていなくて。
咄嗟に望の前に走り出た俺。
その俺のさらに前に出たのがAだった。
俺も3発ほど撃たれたけど。
頭に当たって意識が飛んだけど。
それ以上の銃弾をAは身体に受けて、すぐに。
わかっていた。
その事実に目を背けたかっただけだ。
実際俺のそばにはずっとAがいて。
たとえ死んでいてもそばにいてくれる。
そばにいてくれるだけで充分だって言ったけど。
言ったけど…
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2020年5月25日 17時
