嘆願書 ページ34
音柱である宇髄、恋柱である甘露寺、霞柱である時透、水柱の冨岡以外の4名はお館様の願いであっても聞き入れることが出来ないと反論した。
不「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門、冨岡両名の処罰を願います。」
お館様の娘がおもむろに手紙を取り出す。
娘「こちらの手紙は元柱である鱗滝左近次様からいただいたものです。一部抜粋して読み上げます。」
"ーーーー炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうかお許し下さい。"
"禰豆子は強靭な精神力で人としての理性を保っています"
"人を喰わずそのまま2年以上の歳月が経過致しました"
"俄かには信じ難い状況ですが紛れも無い事実です"
"もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は竈門炭治郎及びーーーーーーーー"
"鱗滝左近寺、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します"
それを聞いた一同は唖然とする。
炭治郎は涙を零しはじめた。
不「切腹するからなんだと言うのだ…死にたいなら勝手に死に腐れ。何の保証にもなりはしません!!!」
煉「不死川の言う通りです。人を喰い殺せば取り返しがつかない!!殺された人は戻らない!!」
2人の言葉を聞いて私は自分に向けて言われているような気持ちになった。
私も自分の中の鬼がいつ人を喰らうか恐ろしくてしょうがない。
でも戦うと決めたからこの言葉をしっかり受け止めて立ち向かわなくてはいけない。
『私も同じです。もし禰豆子ちゃんを殺すなら私が代わりに…』
煉「よもや…律は無垢の呼吸の使い手だろう!!」
『無垢の呼吸は無意識のものです。私が意識して鬼の力を抑えてるわけではない。禰豆子ちゃんは鬼の血に自分の力で抗っている。私は自分よりも禰豆子ちゃんの方が信用できます。』
不「律!!!お前は黙ってろ!話が逸れる!!!!」
お館様「みんなの言いたい事は分かる。禰豆子が人を襲わないという保証はできないし証明は出来ない。
ただ人を襲うということも証明出来ない。
律の天賦の才を信じられるなら、2年以上人を喰わずにいる事実を考慮して禰豆子の精神力の強さも信じてやってくれ。
何より禰豆子のために4人の命がかけられている。
これを否定するためには否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない。」
不「…!!」
煉「むぅ!!」
正論に口をつぐむ不死川と煉獄。
お館様「それに炭治郎は鬼舞辻に遭遇している。」
全「「「 !! ! 」」」
柱は次々と炭治郎に質問をしはじめた。
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鮭大根になりたい - 不快に思わせてしまったらすみません。富岡ではなく冨岡だと思うのですが… (2020年5月17日 11時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 柱会議ではなく、柱合会議です怒 (2019年9月12日 16時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 鬼滅隊じゃなく鬼殺隊です。怒。 (2019年9月12日 16時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ系女子 - 炭次郎じゃなくて炭治郎ですよ! (2019年9月8日 19時) (レス) id: 77961f5a40 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆 - 炭治郎の名前が「炭次郎」になってますよ! (2019年9月1日 18時) (レス) id: d20d94dd05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芹なずな | 作成日時:2019年7月8日 23時