story_31(your side) ページ32
パート先に挨拶をし、別れを惜しまれやっと過酷な日々から解放された私は家に帰って明日香に電話をかけた。
『…もしもし、明日香？』
明「…、A？Aなの？」
『久しぶり、、』
明「…ｸﾞｽｯ、あんた今まで何してたの？連絡いっさいよこさないでさ、、心配…した、。」
『ごめんごめん、、連絡すごいくれてたよね、？』
明「気づいてんだったら電話の一本くらい入れなさいよ！！………っでも知ってた。
心配すぎてあんたのお母さんに聞いてどういう状況なのか知った。
…、、辛かったね。お疲れ様。」
『、、ｳｯ、あすがぁああ、、(泣)』
明「今から会える？あんた今どこ住んでんの？」
『…〇〇駅、来れる？』
明「わかった。すぐ行くから待ってて。」
明日香との電話が切れて駅までだけど一応外出用に身だしなみを整えようと鏡を見る。
『ひっどい顔、、』
目は腫れてマスカラは落ち、悲惨な状態だった。
ファンデーションで腫れを隠し、アイメイクを簡単に直した。
まだ家を出るのは早いかなとソファーに腰を落としぼーっとテレビを眺めた。
『…え、、うそ…』
目を疑った。
テレビに映るくしゃっとした愛くるしい笑顔。
あの二夜以来会っていなかったけれど
それは紛れもなく祐基さんで。
テロップに映し出された文字には
" 超特急 "
ユーキ
『…超特急』
番組の司会者が慣れたようにゲストの紹介をする。
司「史上初！メインダンサー＆バッグボーカルグループとしてダサかっこいいパフォーマンスで話題沸騰中！７人組ダンスボーカルユニット超特急からユーキさんにお越しいただきました〜〜！！」
「こんばんは〜〜！！超特急の５号車！イメージカラーは赤、メインダンサーのユーキです！よろしくお願いします！」
『芸能人…だったんだ。笑』
一気に自分の行いが間違いだったと後悔する。
女の子なんて周りに沢山いるはず。
あの二夜は彼にとって遊びにすぎないのに
キスなんてされて舞い上がっちゃってさ。
実際連絡先だって交換したのに一度もかかってきてないし。かけてないけど。
少しでも心の拠り所にしちゃった私がいけなかったのかも。
バカみたい……笑
テレビを消し連絡先も消して明日香が待つ駅までの道を急いだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かいら(プロフ) - はーーーーーい 楽しみに待ってますっ (2018年5月9日 22時) (
レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - かいらさん» そんなことおっしゃって頂けて本当に嬉しいです…！！！外出中でしたが思いっきりニヤけてしまいました(汗)頑張って更新致しますので気長に待っていて頂けると嬉しいです(*^^*) (2018年5月9日 22時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
かいら(プロフ) - リョウガーーーー大好き！すごい面白かったです！更新待ってます！ (2018年5月8日 16時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - ネオンガールさん» 大丈夫ですよ◎ (2017年11月16日 23時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - いのりさん» それなです笑お疲れ様です〜(^^)/あの、いのりさん、ボード行ってもいいですか？ (2017年11月16日 21時) (レス) id: 83838dd1ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いのり | 作成日時：2017年11月12日 12時
