story_23(your side) ページ24
次の日、私はいつもより早く家を出た。
稜雅とは家が近くて登校時間もほぼ一緒。
一緒に通っていた訳ではないけれど家から少し歩いた所か電車の中か校門か毎日どこかしらで会うから教室までの道をくだらない話をしながら一緒に歩くのが日常だった。
楽しかったのになぁ。
もうそんなことできないよね…
ふと昨日の告白を思い出す。
…無理無理。
少なくとも、もうお互い仲の良い異性の友達とは見れなくなってる訳だし。
稜雅はもっと前からなのかもしれないけど。
逃げた分際で稜雅に合わせる顔ないし。
教室に入りイヤホンをつけてスマホで音楽を流す。
今日のところは目が合わなければなんとか大丈夫かな…
どんな顔していいかわかんない…
イヤホンから聞こえるのは私の大好きなバンドの曲。
変なモヤモヤした気持ちを消したくて一気に音量を上げた。
『えっちょっ、、』
一番のサビが終わった辺りで
右耳のイヤホンが引き抜かれた。
『りょ、稜雅…』
稜「おはよ」
稜雅は私と半分向かい合う形になりそのままイヤホンを自分の右耳にさした。
稜「おわっ！…っお前どんな音量で聴いてんだよ！！(笑)」
『っご、ごめん…』
慌てて音量を下げる。
素直だななんて言いながら稜雅は笑う。
昨日のこと、気にしてないのかな。
私が動揺しすぎたせいか稜雅はおもむろに口を開いた。
稜「…その…昨日はごめん。急にあんなこと言って。」
『あ、あぁ…！！え、えっとその…私も…ごめん。』
稜「お願いだから普段と同じように接して？お前の自然な笑顔がまた見たい。」
なんでこうも赤面させるようなことが淡々と言えるのだろうか。
稜「それと……俺、わかったんだ。
鈍感なお前にはそれだけのことしないと振り向かないって。だから、
覚悟してろよ？」
真っ直ぐな瞳でそう言われ私の頬はどんどわ熱くなるのがわかった。
稜「数学のノート見して。」
『は、は？』
稜「宿題、見して。」
『あ、そ、そういうことね。
て、てかやって来いよ！！！』
稜「はは(笑)」
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かいら(プロフ) - はーーーーーい 楽しみに待ってますっ (2018年5月9日 22時) (
レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - かいらさん» そんなことおっしゃって頂けて本当に嬉しいです…！！！外出中でしたが思いっきりニヤけてしまいました(汗)頑張って更新致しますので気長に待っていて頂けると嬉しいです(*^^*) (2018年5月9日 22時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
かいら(プロフ) - リョウガーーーー大好き！すごい面白かったです！更新待ってます！ (2018年5月8日 16時) (レス) id: f9d0a6bd90 (このIDを非表示/違反報告)
いのり(プロフ) - ネオンガールさん» 大丈夫ですよ◎ (2017年11月16日 23時) (レス) id: 20b91bff00 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - いのりさん» それなです笑お疲れ様です〜(^^)/あの、いのりさん、ボード行ってもいいですか？ (2017年11月16日 21時) (レス) id: 83838dd1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いのり | 作成日時：2017年11月12日 12時
