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「せんぱい、あがりましたっ」




やまだに着させた俺の服はぶかぶかで。

勿論こうなるように仕向けたんだけどまさかここまでの破壊力 ……




「似合ってる、その服。」




いい感じのダボダボ感、すっげえ似合ってるし、


かわいい。




「へへ、ありがと」






そうだ、言わなきゃいけないこと、まだある。




「………… ごめんな、やまだ。」

「うっ …」




にっこりと笑う小さな彼を力いっぱい抱き締めた



無理して笑ってんだろ?おまえ。

もうそんな作り笑顔、見たくないよ。




「正直喧嘩の原因、覚えてねえけど、

やまだをキレさせるようなことした俺が悪い。
すっげえ大人気ないって思ってる、ごめん。

謝りに来たおまえの方が俺より断然大人だわ、」




抱きしめながら謝ると俺の胸に顔を埋めたやまだ。


やまだの頭に顔を埋めると俺と同じシャンプーの匂いが鼻を掠めて幸せな気持ちになった




「ほんとのこと言うと、おれも正直覚えてないんです、原因。
おれもキレすぎたしせんぱいに悪態つきすぎたしどうしようかと思って。

家に着いた瞬間先輩の家に行ったはいいけどインターホン押すのに何故か抵抗あって、出てくれなかったらどうしようとか、嫌われてたら、俺もう … っ」




そこまで言うと声を上げながら泣き始めたやまだ。

胸あたりが湿っていく感覚があった。




やっぱおまえは全然こどもだね





「… あーもうこの話おしまい!

やまだ何食べたい?なんでも言ってよ、今日は仲直り記念日として奢ってあげる。」

「え、そんな、」

「いいんだよ、ちょっとぐらい甘えてよ、な?」




触れるぐらいのキスをすると胸をたたかれた。




「かぜ、うつっちゃうよ …」

「じゃあ、半分こにしよう。やまだばっかに負担かけさせんの俺やだからさ?」




そう言ってまた、キスをすると今度は抵抗してこなかった。


舌を入れると素直に絡んでくる熱い舌。

ぎこちない、けどそのぐらいがいちばん可愛い。




「ねぇせんぱい、」

「ん?」

「ごはん、いらないです。」

「え、なんで?」




「……… それより、せんぱいとの時間を下さい。」




顔を真っ赤に染めたこいつと同じように俺も全身熱くなった。


寝室へ連れて押し倒せば煽るように俺のに手を伸ばしたやまだ。







やっぱりおまえは ばかで可愛いやつ








end

ねおきもすてき ymin→←可愛い子供らしく inym



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なすも(プロフ) - shootingstarhapさん» ほんとですか!嬉しいです!これからもどうぞよろしくお願いします^^ (2019年6月15日 21時) (レス) id: 457ac5cab4 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - やまいのさんもいのやまさんもどちらのお話しも好きです(^^)キュンとしました(^-^) (2019年6月15日 0時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なすも | 作成日時:2019年6月9日 14時

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