主役になんてなれずに今日も。 （jump×yb）

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今までたくさんのドラマや映画の役柄で恋はしてきたけど、役でした恋なんかじゃ到底叶わないくらい本当の恋って辛かった


見てしまった告白の現場。

いのちゃんが俺の好きな人に告白して、振られていたから怖かった

早いうちに告白しようとは思っていたけどそんな現場を見てしまってすぐに告白できるわけもなくて、一人でため息をつく



好き、だなんて冗談ならすぐに飛び出る言葉なのにいざとなったらなんでこんなに苦しくなるんだろうとか思ってもそれはきっと本気で好きだからで、それ以外無くて、


頭の中で描いた台本なら全部うまくいくのに、現実はそんなに甘く無い

「涼介なら大丈夫」

俺が悩んでる時に必ずそう声をかけてくれるから、薮ちゃんが大丈夫って言ってくれたら本当に大丈夫な気がするから


与えられた恋は残酷で、与えられた気持ちも最悪で、訪れる結末もきっと残酷なんだと思う


でも、この気持ちには嘘がつけない


だってほら、薮ちゃんからメッセージが来ただけなのにこんなに笑顔になってしまう




明日の仕事9時からに変更！とだけ届いたメールに了解！と返す




早う伝えなきゃ。誰かに取られる前に

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