主役になんてなれずに今日も。 （jump×yb）

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時間を知らせてくれたアラームの音
目を覚ましてくれた冷たい水
さっぱりさせてくれた暖かいシャワー


濡れた髪を乾かして適当に選んだ服を着て、コップにコーヒーを注いで椅子に腰掛ければテレビのリモコンを手にとってテレビを付けると画面に映ったのは笑顔の伊野尾の姿

そんな笑顔を見て、今日は木曜日かと今更感じる



そんな優雅な朝



そんな時間をゆったりと過ごしているといつの間にか時間は過ぎていたらしく、家のインターホンが鳴り響く



慌ててテレビと電気を消して、コップは机に置きっ放しにしたままカバンを持って外へ出ると笑顔で待ってくれていたマネージャーの車に乗り込む


薮「今日って雑誌の撮影といたじゃんの撮影だけだよね？」


「そうです！
今日星野が休みなので他のメンバーも乗せていきますね」



薮「了解」


そんな会話を交わしてから、イヤホンを耳にはめる

流れ出した明るい曲調の誰かのために歌われたラブソングをただ好きなアーティストさんが歌っているからなんて言う理由で聞いていたこの時の俺は、まだ何も知らなかったんだと思う





出かける前ふざけて撮った変顔をした伊野尾が映ったテレビ画面の写真を伊野尾に送りつけてから、視線を窓の外へ移した

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