君の隣 ar×in ページ24
ar side
とすん、と肩にかかる重み。
隣から聴こえていた陽気な高音が途端に止まる。
ご機嫌ないのちゃんはこうしてよく鼻歌を唄う。
少し高くて甘いキャラメルみたいな声に似て、軽やかで優しい音色。
これは………いのちゃんの最近お気に入りの曲のサビかな。
「なぁに、どしたの」
特に返事もなく、普段よりほんのり高い体温から察するに眠たいのだろう。
毎月連載してもらっている雑誌の撮影は、メンバー皆が揃っていて賑やかで楽しい撮影とは違って、俺ら二人だけだからのんびりまったりマイペースに進む。
気づけば少しずつ肩にかかる重みが増していく。
「眠たい？」
そう尋ねると、返事の代わりに穏やかな寝息が返ってくる。
「ふふ、寝ちゃったかぁ」
普段は何かと警戒心の強いこの人が俺といる時はその紐を少し解いて委ねてくれているのが嬉しくて。
俺はそんな自由な彼に振り回されっぱなしだけど。
もう少しだけ眠っていても大丈夫なように撮影スタッフさんに許可を貰う。
ついでに俺も彼の肩に頭を乗せて夢の世界へ。
暖かくて優しい、大好きな貴方の隣で。
＿＿＿＿＿＿
うぃず様の裏話かわいすぎてつい〜…！(笑)
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すいのん(プロフ) - ゆ ｡さん» とてもとても嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります(;_;) (2023年4月5日 0時) (
レス) @page29 id: 2a4d715210 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ ｡(プロフ) - 数少ないjgin小説ありがとうございます。主様の書き方がすごく好きで何回も見させていただいています！！ (2023年3月30日 18時) (レス) id: 132d25980b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すいのん | 作成日時：2020年12月31日 0時
