[D灰×FGO]ガラスの鏡 (ページ8)

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リナリアとカレンページ8

カレンside

カレン｢…早く起きすぎた。」

早朝5時半。

怖い夢を見て、目が覚めた。

幼い頃の…唯一の肉親である兄から無理矢理引き離されて、とある場所に連れてこられた夢。

その場所は、心なしか、カルデアに酷似していた…。

そこで、わたしは…！

カレン｢…考えるのは止めよう。」

とりあえず、やることが無いので、とりあえず、カルデア内を散歩しようと、部屋を出ようとしたその時。

リナリア｢カレン。」

リナリアちゃんが部屋に入ってきた。

その表情は若干暗かった。

カレン｢リナリアちゃん？どうしたの？」

リナリア｢…少し、不思議な夢を見て。」

カレン｢…。」

リナリア｢わたしが、最初は幼い頃の夢だったんです。マナと旅芸人をしていた頃の…。だけど、マナはわたしの事を｢アレン」と呼ぶんです。」

カレン｢…。」

リナリア｢大丈夫。わたしは全然気にしていません。ただ…問題は次なんです。場面がガラスが割れるように変わったんです。そこは、森の中。ティムキャンピーが隣にいました。そしたら、アレンと呼ぶ声がしました。振り向くと、そこには…。」

リナリアちゃんが、若干震えた声で言った。

リナリア｢カレンに少しそっくりな少女がいたのです。夢はそこで終わりました。」

カレン｢わたしに…？」

リナリア｢はい…。不思議です…。」

カレン｢…。」

リナリア｢カレン？」

カレン｢…とても怖い夢を見たの。幼い頃に、唯一の肉親の兄さんと無理矢理引き離されて、別の場所に連れてこられた夢。」

リナリア｢…！」

カレン｢その場所は、心なしか、カルデアによく似ていたの。」

リナリア｢え…？」

カレン｢わたしは、そこで…－－－されたの。」

リナリア｢…！」