才能だけはあるんや。【忍たま乱太郎】

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「よし。それじゃあ行こうか」


『は、はいっ』


「…あのさ」



おっと天川選手。竹谷選手に「あのさ」と言われましたこれはピンチ。

私の経験上あのさから始まる会話は7割が悪い話！


ちくしょうイケメンを怒らせちまった。

当たり前だよな。竹谷様もこんな隠キャブスと組みたくなかったもんな。

本当に申し訳ない。



「その敬語…外してもらえるかな…？」



？？？？



「あ、いや！無理にとは言わないけど…その…できれば……ほ、ほら！今日の実習って町の人に付き合ってるって見られたら成功だろ？だから敬語だと違和感があるんじゃないかなぁって…」



たたたたたしかにそうだ。

竹谷様のイケメンっぷりに気を取られていて忘れてた。



『あ、はい！わかりました！』


「よかった！そんなの無理に決まってるだろ！って怒られるかと思った！」



え。

私は竹谷様にとってなんなの？

そんなことでブチギレするような器の狭いやつなの…？



それもいいね！！



『なんかごめんな……ごめん！』



危ないごめんなさいって言うところだった。

いいか私。イケメンの言うことは絶対だ。



「無理言ってごめんな。ありがとう」


ーボンッー


「い、今の爆発音って…ってえぇ！？Aちゃんが爆発した…？」

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