佰 玖拾 壱 話【那田蜘蛛山 編・続】 ページ3
るぅとside
僕が炭治郎に加勢しようと、無理やり体を動かした時だった
？「まて、るぅと」
懐かしいその声と、少し見上げたらうっすらと見えたその顔に、僕は思わず足を止めた
るぅと「さとみ…くん？」
隊服を覆う大きな羽織、肩から下げられた白くて細長い筒のような日輪刀
僕よりも少し高い身長…桃色の髪
何よりも…その優しい声は、間違いなくさとみくんだった
さとみ「久しぶりだな、るぅと」
るぅと「っ……さとみくん…本当に？」
さとみ「ああ」
前世と全く同じ、安心させてくれる声…
よかった、いつものさとみくんだ…
すとぷり会議では、さとみくんは僕たちを避けてるんじゃないかって思ったけど…そんなことはなかった
転生して性格が変わってなくて本当によかった
るぅと「あ！そうだ…炭治郎を助けないと」
今は懐かしさにひたってる余裕なんてなかった
炭治郎が危ないんだ、一刻も早く加勢しないと…
さとみ「落ち着けって、炭治郎なら大丈夫だよ。だからお前は安静にしとけ」
るぅと「…え？」
さとみ「背中、怪我しんてんだろ？包帯巻いてやるからじっとしてろ」
そう言って僕の後ろに回りこみ、器用に包帯を巻き始めた
るぅと「まってください！今はそんなことしてる場合じゃ…」
さとみ「だから大丈夫だって…まぁ、炭治郎たちを信じて見守ってろ」
るぅと「えぇ？」
納得はいかなかったけど…
不思議と説得力があって…僕は大人しく包帯をまかれることにした
累「ん？意識を失った？眠ったのか？」
累の言った通り、禰豆子ちゃんは眠っていた
きっと回復の眠りだろう…血を出しすぎたから
と、その時 炭治郎が動いた
今までとは違って、呼吸が整えられている
そして次の瞬間、累の糸を斬った
しかも、回転するごとに威力が増している気がする…
さとみ「水の呼吸、拾壱ノ型・生生流転だよ」
るぅと「さとみくん？」
さとみ「回転を増すごとに強い斬撃になっていく連撃技……ほいっ、治療完了！」
今、炭治郎が使っている技の説明…
僕が気になっていたことがわかったんでしょうか
包帯を巻き終えたと同時に、背中をバシッと叩かれた
るぅと「痛っ！…もぉ、何するんですか!?」
さとみ「ヒヒッ、背中の傷は剣士の恥って言うだろ？他人を庇って自分が怪我するなんて、るぅともまだまだだな」
うぅ…それには一言も言い返せないです
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なずな(プロフ) - すみません...こんな場でいうのもあれなんですけど、「いづれ」は、「いずれ」だと思います...すみません、こんな感動のコメント欄で…ごめんなさい… (2022年4月27日 19時) (
レス) @page17 id: 6bfa476d19 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ツバキさん» 同じ意見の人がいてくれて嬉しいです。私もたくさん紫くんに救われました。また笑顔で戻って来ることを、信じて待ち続けたいと思います。そしたらおかえりと言いましょうね！ (2022年3月20日 12時) (レス) id: f188915e5e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - しらたまさんさん» そうですね。私も同じ気持ちです。紫くんのおかげで救われたこともたくさんありました。まだ読み続けてくれてありがとうございます！そう言ってもらえて本当に嬉しいです。頑張っていきます！これからもよろしくお願いします。 (2022年3月20日 12時) (レス) id: f188915e5e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 犬次郎さん» 私も同じ気持ちです。紫くんにはずいぶん助けてもらいました。STPRさんや菊池さんも、今回の件で苦労されてるはずですから。しっかり反省してもらい、また戻って来ることを願っています。 (2022年3月20日 12時) (レス) id: f188915e5e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 夢見りぃゆさん» そうですね。私もまったく同じ気持ちです。紫くんにはしっかり反省してもらい、また笑顔で帰ってきてもらいたいです。みんなで祈りましょ！ (2022年3月20日 12時) (レス) id: f188915e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん | 作成日時：2021年7月31日 14時
