ご神託 ページ10
Aが再び目を開けると、そこは談話室だった。
リリア「…それは…本当なのか、レイ」
レイ「えぇ…彼女の言う事で、外れたことは一度もなかったから…」
2人の会話を聞きながら、レイの隣に座るA。
リリア「3日後と、そう言ったのか?」
レイ「うん。何が起こるのか、妾には全く分からないけど」
リリア「史上最悪の天災、か…」
リリアがつぶやいた一言に、Aは何かに気づく。
A(史上最悪の天災…たしか、その天災を沈めたのは茨の谷の…もしかして、リリアとレイが…!?)
レイ「過去に水害や火事が起きたときも場所と日時をぴたりと言い当てた優秀な子なの。だから疑いたくはないんだけど…」
そうやって話すレイは突然下げていた顔を上げる。大きな身体には合わない大きな目を細く細めてうなるリリアをじっと見つめるレイ。すると…
レイ「…呼ばれてる…ちょっと行ってくるわね。そこで待ってて」
リリア「あい分かった」
リリアのその発言にレイは目を丸くする。まさかあのリリアからそんなおっさん臭い言動が出るとは思わなかったからだ。
Aはレイがいなくなった後、リリアの顔をずっと見つめていた。
A(顔は…ずっと…変わらないんですね…)
思わずリリアの頬に手を伸ばしてしまう。もう少しで触れられるというところでノックの音が響く。
慌てて手をひっこめたときにAの手はリリアの頬に触れてしまった。が、その手は触れたのではなく、すり抜けてしまった。
A(触る事も…できないんですね…)
苦笑すると、リリアが入っても構わんよと声をかけていた。
291人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Fの小説(プロフ) - 星猫さん» 合作は作者の手の状態が悪いのと、合作をしたくないという勝手な理由により必ずお断りしています。ごめんなさい… (2021年3月2日 23時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - 瑠李さん» ありがとうございます!更新遅いですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2020年12月26日 16時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新楽しみに待っています (2020年12月25日 0時) (レス) id: 39848ca80e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Fの小説 | 作成日時:2020年11月20日 6時