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遡られる記憶 ページ16

談話室に着くと、リリアはペンを一振りした。出てきたのは1枚のきれいな状態で保存されていた紙だった。




リリア「お主たちが聞いてきた話じゃが…あれはかなり話がとんでおる。重要な箇所が省かれとるんじゃ。そこで出てくるのがこの手紙じゃよ」

セベク「手紙…?」

リリア「この手紙は…わしの…友人だった者からもらった物じゃ。かれこれ200年…あの天災が起きた頃の物じゃ」




大切そうにその手紙を持ちながらリリアは言う。




リリア「この手紙をくれた者が天災を終わらせたのじゃ」




静かにリリアは話し出す。


__________________

Aが再び瞬きをすると、茨の幸福な塔の前にいた。Aの時代ではそれこそ茨だらけの塔の根元は何も絡まってなくて、入り口の扉があった。




「…!命の光の…気配がします…!」

リリア「レイ!シルバー!セベク!」




リリアが走って塔の中に入る。Aも慌ててついていく。




リリアが走っていく時に、何階かは分からない踊り場に2つの扉がある事に気がついた。扉を開けようか迷ったが、リリア達を見失うわけにもいかないから階段を上り続けることにした。




_____________その扉の先に、かつて灯っていた命の光があった事も知らずに。




くるくると長い、長い階段を上る。すべての階段を上り終えた先に、扉が1つ。




リリアは神子と顔を見つめ合わせ、震える手で扉を開けた。




リリア・神子「「…っ!?」」

A(これは…!?)




レイは小さな部屋の中で1人、椅子に座って小さな丸い窓に顔を向けて外の景色を眺めているようだ。




リリア「レイ…よかった…ここにいたのか…」

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Fの小説(プロフ) - 星猫さん» 合作は作者の手の状態が悪いのと、合作をしたくないという勝手な理由により必ずお断りしています。ごめんなさい… (2021年3月2日 23時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか? (2021年3月2日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Fの小説(プロフ) - 瑠李さん» ありがとうございます!更新遅いですが、頑張ります!これからもよろしくお願いします! (2020年12月26日 16時) (レス) id: 1437a4eab1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新楽しみに待っています (2020年12月25日 0時) (レス) id: 39848ca80e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Fの小説 | 作成日時:2020年11月20日 6時

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