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底知れず ページ7

「おー…!またうちにない本…毎回思うが王宮図書館にもない本をどうやって仕入れてるんだ?」

「そこは秘密だ。」

「気になるな…毎度毎度本当に助かる。ありがとなルシア。お前がいいやつでよかった。」

「良いも悪いも、悪魔は己のしたいことをより優先する。欲が第一。私がしたいからやってるまでだ。」

素っ気なくルシアは骸骨の杖で肩を叩きながら言った

「る、ルイ!な、中身!は、早く読みたい!」

ルイースは目を輝かせる
ルイはまたため息をつきながら本の角でルイースを軽く叩いた

「都合良すぎだ。たまにはルシアに叩き直してもらったらどうだ?その弱っちぃなりをさ…心配なんだよ色々。」

「えー!」

嫌がるルイースにルシアは口を出す

「正直言って住み込みで特訓させたいくらいだ。また他の悪魔にボコられたくないだろ?」

「でもぉ…」

確かにボコられたくない
ボコられたくないけど
ルイースは悶々とする
ボコられたくはないがそれ以上の拷 問が待ち構えていそうでルイースは気が気でなかった

「あ、本来の目的忘れてたな。ルイ、何か面白い本無いか?この前王宮図書館に納品したやつでいい。」

「こっちで買うより図書館言った方がいいんじゃないか?」

「王宮には近寄りたくないんだ。どうせまた直属部下にならないかとスカウトに付きまとわれるに決まってる。」

ルシアは上級悪魔
しかしその実力は最上級悪魔をもしのぐと言われ、度々スカウトに追っかけられていた
ルシアとしてはめんどくさいことは避けたいし静かに暮らしたい願望がある
なので断っているのだが王宮はしつこい
だからなるべく近づかないようにしてlullabyで本を買っているのだ

「結構な量納品したけど…」

「成る程、その分全部もらえるか?」

「はい!?」

ルイはすっとんきょうな声をあげる
納品したのでも100はある
そんなに金あるのか?
ルイがそう思っていると麻袋いっぱいの金貨を出してきた

「これで足りるか?」

「釣りが山ほどつくわどっからこの金出てくんだよ錬金術でもやってんの!?」

ルイが盛大にツッコミをいれる
しかしてルシアはニヤニヤ笑うだけである
ルイの反応が面白いのだ

「そんなことするか。全うな金だよ。」

「収入源マジで何だよ…恐ろしいわ…」

本を大袋につめながらルイはルシアを凝視する
この悪魔はなにがなんだか
冷徹無慈悲の死の悪魔にしてはこちらへの対応は比較的穏和だ
ルイは頭に?を浮かべつつも本を渡した

「ありがとう。じゃあな。」

ルシアは羽を広げると一気に深度9000地点まで降りていった

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桜吹雪(プロフ) - 更新しました (2022年6月30日 17時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新します (2022年6月30日 16時) (レス) @page26 id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新しました、一つ非公開にしています、ごめんなさい、明日には完成させます (2022年6月29日 22時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - お久しぶりです、少し今ある話を他の話に影響しない程度に内容を厚くするために更新します (2022年6月29日 20時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました! (2020年6月28日 21時) (レス) id: efc9fd7292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキノシタ x他5人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/t%3A「貴方が悪魔として生きる日々」/8814195/res#topicto...  
作成日時:2019年8月1日 20時

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