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めんどくさい ページ23

「はぁ……」

何故こうなった
そしてなんだこの大所帯は……
会いたくもない悪魔共の中私は眉間をつねった
とりあえずこれから何をしなくちゃいけないのか整理しよう
このガキ共を人間界に送り返す
それだけだ
王宮にやりにいかないだけマシだ
それにバレたら死ぬ
死なないけど存在抹消なんざ冗談じゃない
何事も穏便に、だ

「おいガキ。我が儘も大概にしろ。殺さないだけありがたく思え。お前が選択できるのは二つだけ。大人しく帰るか、死かだ。」

「ヒュッ……」

「ちょっと!」

全くなんでこうも面倒なんだ……

「〜じゃあ誰かしらと契約でもなんでもしてそういう不幸な現状を改善すればいいだろ……それだけの信念あるなら余裕だろ?」

これだから人間は愚かなんだ
頭をかきながらそう思う
全く交遊関係がなければこんなことに荷担する必要もなかったはずなのに……
周りからすんごい視線が痛い
めんどくさいにもほどがあるわ

「……ともかく私はこの気絶してる人間を突きだしてくる。その間になんとかしろ。何かあれば時間稼ぎ位してやる。それじゃ。」

後ろから猛烈にブーイングがとんでるが知ったことか
あーもう早く家に帰ってディナーにしたい……

「さ、てと……」

王宮には既に多くの人間が運び込まれていた
更にいえば道中更に人間が落ちてきて手持ちの人間は総勢五人だ
重い

「あーくそ嫌ダナー……会いたくないなー……」

人間はサタンの元に運び込まれるらしい
人間かどうか、不備はないかどうかきちんと調べる為だ

「ちっ、覚悟を決めろ私!やると決めたら最後まで!処分なら処分でそれもよし!……どうせ生きてても人間の悲鳴を堪能できるだけだ。」

目を閉じて、思い浮かぶのは嘗ての友
人間に殺された、彼の悲鳴
しばらくの沈黙の後頭をふってその考えをとっぱらい、私は王宮へと向かった
……小脇に背にしっぽに人間ってかなり無様だな
まぁいいや
これだけの数の人間の選別には時間もかかろう
テキトーにあしらって早く帰りたい……

人間→←与太



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桜吹雪(プロフ) - 更新しました (2022年6月30日 17時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新します (2022年6月30日 16時) (レス) @page26 id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新しました、一つ非公開にしています、ごめんなさい、明日には完成させます (2022年6月29日 22時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - お久しぶりです、少し今ある話を他の話に影響しない程度に内容を厚くするために更新します (2022年6月29日 20時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました! (2020年6月28日 21時) (レス) id: efc9fd7292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキノシタ x他5人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/t%3A「貴方が悪魔として生きる日々」/8814195/res#topicto...  
作成日時:2019年8月1日 20時

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