結局は私。 ページ3
【SIDE:ルイ・イザナミ】
『ねえ…死んだら人ってどうなんのかな?』
『何?突然』
私の隣にいる"誰か"人に言った。
『死んだら…無になんのかな?』
『そんなの…誰にもわかんないよ』
『私は死んだら無になるなんかヤダ。』
その"誰か"の手を強く握って、"誰か"は "横たわりながら" 聞いた。
そういえば何故私は横たわっているんだろう。
というか此処は何処だ?辺り一面真っ暗だ。
『ねぇ…』
『…何?』
『私、死にたくないッ』
『…ッ』
どうして
『私、まだ…』
『私だって…ッ!』
『!』
何で
『私だって、消えたくないッ!』
涙が止まらないんだよ?
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ーーー
懐かしい夢を見た気がした。
別に夢を見ていたわけじゃない、しかしふとこの夢のようなもの…白昼夢を見た。
「…はぁ、とりあえずルイースを起こすか。」
白昼夢のことを忘れ何故か本棚の上で寝ている友人を起こすことにする。
アイツの名前はルイース=プザ=リミリタス。
ルイ・イザナミこと私の…親友というべきだろうか、まあ結構仲のいいやつだ。
ルイースは王宮図書館の司書をしていて、私1人が営む
先程言ったように1人であり、多くの人が立ち入るようになってからは大忙しで手伝ってもらってるんだ。
まあそんな助っ人が本棚の上で寝てるんだがな。
何やってんだかと呆れながら自分の能力の
ささっと本にお気に入りの羽のペンで〖 ルイース=プザ=リミリタスの上に本が落ちる。〗と書き「おい、起きろ。おい、起きろ」と連呼する。
「うわあああ!」と間抜けな声が聞こえので、「全く、いつまで寝てんだよ。」と一言。
それからは小馬鹿にするような言い方で手伝ってもらうように話す。
久しぶりの休日だったようだが手伝うと言ってもらったからには最後まで責任もってこき使わせてもらう。
ーーー
それから本の整理や接客、本の状態管理などを手伝ってもらうともう外はすっかり夕暮れだ。
「つ、疲れたぁ…」
「その分働いたってことだ、給料って訳じゃないがカフェにでも行って奢ってやるよ。」
「…じゃあ甘いものと人間界に行って涙取ってきて…」
「前者は良いが後者に関してはまた今度な。」
「わかった。」
そんな会話を交わしたあとにルイースは帰っていた。
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桜吹雪(プロフ) - 更新しました (2022年6月30日 17時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新します (2022年6月30日 16時) (レス) @page26 id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - 更新しました、一つ非公開にしています、ごめんなさい、明日には完成させます (2022年6月29日 22時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪(プロフ) - お久しぶりです、少し今ある話を他の話に影響しない程度に内容を厚くするために更新します (2022年6月29日 20時) (レス) id: 54355a9e46 (このIDを非表示/違反報告)
闇鍋ソース(プロフ) - 更新しました! (2020年6月28日 21時) (レス) id: efc9fd7292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキノシタ x他5人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/t%3A「貴方が悪魔として生きる日々」/8814195/res#topicto...
作成日時:2019年8月1日 20時