【小説】貴方が悪魔として生きる日々。【募集企画】

おもしろいものはなんだろう ページ19

【SIDE:シャルドネ=アールグレイ】

「あはは〜ヒトが落ちてきてる！ね〜……」


彼女は色の悪魔だ。彼女の前では色はただの道具
想像を駆り立てるものとしか思ってない
彼女は現在、食事をしていた最中だったようだ
ちょっと機嫌がいい


「さて、と……ヒトの色は何色？てか私たち(悪魔)と一緒なのかな？
でも〜今の気分はぶっ壊したい気分だし〜手足を折って治して〜そして誰かに任そう！
でも〜人間は好きだしな〜どうしよう！」


彼女は気分屋である
全てを気分でどうにかしてるのだが
それが瞬く間に成功を納めていったのだ
彼女にとって面白そうなものが正義で他が悪という精神なのだ


「う〜ん……やっぱり列車を先に直そう！
そしたら後は残ったヒトで色々出来るしね〜」


彼女はそういった後、背中にしまってあった羽をだし
一気にその場から飛び立った
その時回りの色は……無かったと言う


「ん？あれってルシアにルイさんじゃん！
彼処にいるのはヒトか〜私じゃなかったら気づかないでしょうね〜
ふふっ」


分かった理由としては彼女は色で種族を判別しているからだ
悪魔は黒く堕天使は灰色、天使は白、人間はカラフル
そういうふうに彼女は見えている

"面白そう！"

一瞬そう考えたが今の気分は列車を優先するだったので
当初の目的の場所へと向かう

そして加速して10分列車の方についたのだ
そして彼女はある堕天使を見つけた


「あれ？レイヴァ様じゃないですか〜」

「シャーネ？」

「色の悪魔シャルドネですよ〜」


そんな中、ルイースは運が悪いといいたげな顔をしていた
そんなものシャーネは気づかない
ただ……威勢の良さそうなヒトだ！と女の子の方を見てた
じっと、彼女の色を見るとあることに気づいた


「あ！この子さっき義足の子の姉でしょ！」

「うん……どうしてわかった？」

「空を飛んで此処に来たときに見たの〜行ってないけどね〜
だって先に列車を直した方がいいと思ったから〜」


彼女自身もニンゲンの世界に行ったことがある
面白かったのでまた行きたいとも思っている


「さて〜二つのお仕事を解決させましょ〜
行きますよ〜これが色の悪魔の力です〜」


そう言って彼女は愛用の筆を取りだし崩れた部分を直していく
早く終わったので少女に羽を書いて飛ばさせるようにした


「これで列車は大丈夫！弟に会いに行こうか！名前は何？」

「メアリよ！さっさと行きましょ！」

「ルイース……平気？」

「大丈夫です」

「ではしゅった〜つ」

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