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やすと大倉と時々倉子ちゃん7 ページ7

青side

気持ちいい〜。

忠義がお風呂に入ってる間、俺は火照った体を冷ますために、ベランダにいた。

空にはぽっかりお月様、
綺麗に輝いていた。

「なぁお月様、俺こんなに幸せでええんかなぁ。」

お月様がニッコリ微笑み返してくれた気がした。

「お前こんな所でなにしてるん?」

いつのまにか忠義が隣にいた。

「部屋におらんからさ。探しちゃったよ。」

「なんかさ、暑くって。
ちょっと冷まそうと思って。

そしたらね、月がとっても綺麗でね。」

「あ、ほんとや。」

「お月様にね、感謝してたの。
忠義と出会わせてくれてありがとうって。」

「じゃあ俺も。
やすに出会わせてくれて、ありがとう。」

「俺、あの学校に転校しなかったら、忠義とも出会わなかったんやな。」

「ほんまやね。
たまたま俺のクラスに編入したんやもんな。」

「二人して帰宅部で。(笑)」

「そうそう。(笑)」

「じつはね、忠義に初めて会ったとき、
何故かドキ ドキしてね。」

「え?俺も。」

「ほんまに?」

「俺たち、二人とも一目惚れ?」

「そうなんかな?(笑)
じゃあその恋が実るまで·····。」

「13年?」

「干支が一回りしてるやん。」

「それ以上?」

「うふふ。」

「やす、早うお風呂入らんと冷めてまうで。」

「一緒に入って?」

「お前なぁ、俺今出てきたとこやで。
ていっても冷えちゃったからな。
入るか、一緒に。(笑)」

「わーい、」

「ほなら第二回戦やる?」

「あほ!(笑)」

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作者名:niko | 作成日時:2019年12月27日 22時

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