横子さんの憂鬱17 ページ44
新しい横子さんへ
「横子さん、今日は寝れそうね。」
「ほんとうよ。
倉子ちゃん、ありがとう。」
「それは良かったですわ。」
「おかげでものすご〜く、眠いわ。(笑)」
「ほなら送っていきましょうか？」
「村上さんが？」
「それは私がしますよ。
家、わかってますから。」
「丸山さんまで？」
わる・・・じゃなくて、
「お願いしてもよいかしら？」
「どちらと？」
「二人で。(笑)」
「それが良いわ。」
倉子ちゃんがそう言いながら、こっそり
vサインをした。
「その調子よ、横子さん。(笑)」
「ありがと。」
「それじゃ倉子さんは誰が送ってきます？」
「じゃあ、安田さんにお願いしたいわ。」
「え？」
「くまさん、大丈夫よ。
食べたりしないから。(笑)」
「そ、そういう意味じゃなくて・・・。」
「倉子ちゃん、あの二人ってやっぱり、」
「そうよ、ラブラブよ。
みんな知ってるわ。
本人たちも隠さないし。
ここはみんなが心地よくいられる場所だから。」
「私もここにいて、いいの？」
「もちろんよ。
それに、横子さん狙われてるわよ。」
「え？」
「あの二人に。(笑)
丸山さんと村上さん。」
「あら〜困ったわねぇ。」
と言いながら、笑ってしまっていた。
「困ることなんて、何も無いわ。
むしろ、この状況を楽しんじゃったほうが
いいかも〜。」
「それもそうね。
もてるうちが花だものね。(笑)」
「あら、私はいつも花よ。」
「まぁ、倉子ちゃんたら。(笑)」
「私はいつでも見て貰ってるとおもって、
最善を尽くすわ。」
「私もみならわなきゃ。
幸せは待ってるだけじゃ、ダメなのね。
自分から見つけにいかなきゃ、よね。」
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作者名：niko | 作成日時：2019年12月27日 22時
