たぁとやすとお風呂 5 ページ5
そんな甘い言葉を 言われちゃったから
俺、お風呂で頑張っちゃいました。
お湯の熱気とやすの熱気にあたり、
ただ今布団の上でトドのよう。
隣でやすものびている。
火照った体を冷やすには裸でいようと言われ、ベッドに裸の男ふたり。
「たぁ、起きてる?」
「まだ、寝てへんで。
どした?」
「舞台、決まった。」
「ほんまに?」
「うん。」
「いつから?」
「10月。」
「ライブ終わったらすぐじゃん。」
「そう、だから忙しくなる前に·····。
イチャイチャしたかったの〜。」
そういう事だったのか·····。
「だからね、」
そういうと、俺の身体をくすぐり始めた。
「あかん、あかんって·····。(笑)
俺ホンマに弱いんやて、あかん·····って。(笑)」
やられっぱなしは良くない。
俺も反撃してやる!
ちょっとの隙をみつけてやすをカニばさみ。
「ほ〜ら、捕まえた!」
「やられた·····。(笑)」
「では、捕まえたカニを美味しくいただきまーす。
って、両手広げてカニの格好すんなや!(笑)」
明日もライブのリハがあるのに。
信ちゃんからごらぁ〜の雨が降るのは、
確定やな。
「二人してなんで目の下、クマやねん!」
「たぁ、ほら早く来て。」
今宵も甘い夜が過ぎていく。
あ〜幸せ。
〜fin〜
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作者名:niko | 作成日時:2019年8月1日 13時