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舞台の後で〜倉とやすの物語〜4 ページ25

青side

あ、そうそう。

たっちょんにお土産あるねん。

俺はベッドから降りると、自分のカバンが置

いてあるところまで歩いて行った。

「なんでそのまま行くねん。(笑)」

「ふぇ?」

「おまえ、その格好〜(笑)」

「生まれたまんまの姿やで。」

「だからさ、何か着ろや!」

「今それを取りに来てるんよ。

ほら、たっちょんの分。」

布団にくるまっていたたっちょんに手渡した。

「これは?」

「今回の舞台のグッズのTシャツ。

一緒に着ようと思ってもらってきた。

これ着てそろそろご飯にしようよ。」

「俺もお腹すいてきたわ。

それじゃあ支度するから、ちょっと待ってて

すぐできるから。」

俺が渡したTシャツに袖を通し、台所へと

歩いていった。

「これからまた、忙しくなるね。」

「ツアー、始まるからな。」

「そうやね。」

「やす、ほらこっちおいで。」

テーブルの上には、生姜の匂いのした鍋が

出来上がっていた。

「うわあああ、美味しそう。」

「そやろ、疲れた体にはこういうのが良い

と思って。」

「ありがとう。」

「それじゃやす、ほんとにお疲れ様〜。

そしてこれから始まるツアーが無事行きます

ように。」

「かんぱ〜い!」

「明日みんなに会うのがたのしみやな。」

「ひなちゃんに、絶対つっこまれるで。

なんで教祖様になってるん?って。(笑)」

〜fin〜

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作者名:niko | 作成日時:2019年8月1日 13時

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