恵方巻き、作っちゃうんです。�� ページ34
それぞれの、恵方巻き。
あっという間に時間がすぎ、
「はーい、終了〜。」
となった。
それぞれの恵方巻きが机の上にならんだ。
「村上、シンディ組のテーマは？」
「おとんのエネルギー巻き。」
中には牛肉の甘辛煮と卵焼きがはさんであっ
た。
「横さんとキミィは？」
「おとんの好きなもの、入れちゃった巻きだ
よ。」
よく見ると、いろんな食材が少しずつ入って
いる。
「丸ちゃんとマリーは？」
「食べたかったおすし、ですし。(笑)」
「なんや、それ。」
「見た感じ、普通のお寿司ですし、」
「おすし。(笑)」
「次いきますし、」
「次、いくんかいな。(笑)」
「やすとショーティは？」
「食べやすいようにした。
おとんが大きな口開けなくても良いよう
に。」
「ショーティはあいかわらずおとん思いな
のね。」
「うん、おとん大好き。」
「お、俺は？」
「タディも大好き。」
「おまえら。あいかわらずやな。」
「シンディだって好きやもん。」
はいはい、わかってますよ。
「じゃ、おーくらとタディのコンビは？」
二人の前にあった恵方巻きは、
はちきれそうにぱんぱんに巻かれた恵方巻き
やった。
「欲張っちゃいました、食べたかったんだ
もん！の恵方巻き。」
「良く入ったなぁ。」
「でしょ。」
「それ、食べられるの？」
「うちのおとんなら、大丈夫。」
「じゃあみんなで食べようか。」
「Aさん、順位は？」
「そうね、
それぞれの良さがあるから、
みんな一番かな。(笑)」
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作者名：niko | 作成日時：2020年12月21日 21時
