恵方巻き、作っちゃうんです。�� ページ33
恵方巻きコンテスト、開催
Aさんside
「なぁ、お腹すいた。」
おーくらとタディが二人でへたりこんでいる
「そろそろ、恵方巻き食べようよ。」
「その前に作らなきゃ、食べられへんで。」
「そりゃ、そうだわ。」
「でね、ただ作って食べるだけじゃつまらな
いから、」
「え？Aさん、何かおもろい事でも考え
てるん？」
「誰が上手にできるか、コンテスト！
二人で作るのは、どうかしら？」
「二人？」
「そう、おとんとぬい達のコンビで。」
「わーい、わーい。
おとんと一緒や〜。」
「なるほど〜。」
「それじゃ、いっちょやってみますか。(笑)」
「お、いいねぇ。」
「で、審査員は誰がやるん？」
「そりゃあ、言い出しっぺさんやない？」
「え、わたし？」
「他にはいないよね。」
「確かにそうですよね。(笑)
はい、わかりました。
では時間は15分ということで。」
「じゃ、Aさんが合図だしたらスタート
しようか。」
「はーい。」
と言うと、ちび達はそれぞれのおとんの所に
走っていった。
「じゃ道具配りますね。
Aさんがそれぞれの前に、すまきと
海苔を置いた。
「ご飯と具材は真ん中にありますから、
ご自分でお好きな物を取ってくださいね。」
「はぁーい。」
思いっきりみんな子供に戻ってる。(笑)
「では、行きまーす。
はい、スタート！」
「よっしゃ負けへんで。」
スタートの声がした途端、
お皿を持ってちび達が走りだした。
「ほら、走ったらダメよ。」
「だって、欲しい食材取られるやん。
そのお肉、シンディのだもん。」
「キミィおとんにもわけてや。(笑
)」
「ショーティ、俺が取ってやろうか？」
「タディありがと。」
「マリー、そこから食べたらあかんで。」
「へ、へっ。」
さぁ、どんなのが出来上がるのかな。
私の分も誰か作ってくれないかな。(笑)
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作者名：niko | 作成日時：2020年12月21日 21時
