焼き餅はお好きですか？�� ページ21
やすside
みんな、飲んで食べて騒いで・・・。
気がついたら起きてるのは、俺とおーくら
だけだった。
信ちゃんも横さんも、こたつに入って寝て
しまっている。
「あれ？丸は？」
よく見ると、信ちゃんの隣で寝ていた。
「よく食べたよね。」
「結局、みんな無くなってしまったやん。
んで、やす？」
「ん？」
「ちゃんと食べれたん？」
「うん。」
「その顔は、あんま食べてへんな。」
「おーくらには、わかっちゃうな。(笑)」
「俺たち、もう四半世紀も一緒にいるんや
で。
おまえのことなら、なんでもわかるわ。」
「ほんまに？」
「もちろん。
俺、おまえのこと、
ずっと見てたんやから。」
おーくらの思ってもみなかった言葉。
俺はおまえにずっと守られてきたんやな。
ジュニアに入ってきた時は、まだまだ子供で
甘えん坊のいたずらっ子感満載だったのに。
いつのまにグループを引っ張っていくように
なったんやね。
そして俺の事も引っ張ってくれてるんやね。
「嬉しすぎるよ。」
「ほんま？」
「これからも、ずっとそばにいてくれる？」
「もちろんやで。」
「なぁ、」
「ん？」
「チューして？」
お酒がまわっていたこともあり、気がついた
ら俺は思いっきりおーくらに甘えていた。
おーくらは立ち上がると俺の手をひっぱり
ある部屋に連れて行った。
寝室・・・。
「おいで・・・。」
そう言われて、
俺はでっかいおーくらの胸にすっぽりおさま
った。
「ほら、目を閉じて？」
「こう？」
俺たちはメンバーにバレないように、そっと
重なりあった。
ちょっとドキ ドキしながら。(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：niko | 作成日時：2020年12月21日 21時
