家族の元シードたち (ページ5)

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3人の話によると、家には今いる白竜と夜桜と研磨以外にも(呼び捨てで良いと言われた)浪川くんと龍崎くんの5人で住んでいて、5人で家事を分担しながら生活しているらしい。
ちなみに私の部屋は1番端で、隣は白竜だ。

光「あーお腹すいた～！麗奈お菓子食べるう？」

研「麗奈さんは今さっき来たばかりで疲れてるんだから振り回すな…それに今お菓子たべたら夕飯食えなくなるぞ」

光「そういえばさっき来たんだっけ！てか今日の夕飯当番浪川じゃん！待てないよお」

『飴とかガムなら少し食べても平気じゃない？』

光「じゃあ飴舐めよ！」

研「ったくしょうがねぇ…」

白「2人共麗奈さんを困らすな」

研「おれもかよ」

『まあまあいいって！楽しいし！』

それから1時間過ぎた頃。

ｶﾞｼｬﾝ

『次は誰？』

光「龍崎だろー」

ｶﾞﾁｬ

龍「ただい……？！」

『あ、おかえりなさい』

帝国学園の制服を来た男の子が驚いた顔をしながら帰ってきた。まあいつもの家に急に人が増えていたらびっくりするよね。うん。

『えっと、今日からお世話になる亜風炉麗奈です。龍崎皇児くんだよね？よろしくね』

龍「…ああ、今日から来るって言ってたな。龍崎皇児だ。これからよろしく。」

光「龍崎だー！おかえりィー」

龍「またお前なんか食ってんのか…夕飯食えなくなるぞ」

光「それ磯崎にも言われたんだけど麗奈がいいって言うから！」

『飴とかガムならいいんじゃないって言っただけだから…』

磯「今日の当番は浪川だから仕方なく食べるのを許してるだけだ」

『夜桜は犬かなんかなの？』

白「まあそういうことなので、とりあえず龍崎さんは着替えて来て下さい」

龍「そうだな。麗奈の事も色々と聞きたいから、後で話してくれよ」

『はーい』

『そういえばみんなシードだったんだよね？通う学校って自由に選べないの？』

磯「いや、学校は自由に選べる…と言っても殆どが私立だから中学受験必須だ。フィフスの施設でサッカーの訓練を受けながら受験勉強をする」

光「そーそー、めっちゃ大変だったんだから」

白「俺はゴッドエデンのチームに居たから、公立中学に籍を置いて、解散してから転入試験を受けました」

『ゴッドエデン？とりあえずみんな凄いね。皆の行ってる学校って結構学力高いよね』

光「万能坂はそんなに高くない！龍崎の行ってる帝国はめっちゃ偏差値高い！」

磯「帝国は日本一の学校だからな。偏差値75くらいだ。新雲も高いぞ」