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『……声』


自分の声は何か特別な作用でもあるのか。
白石は自分の喉に手を当てて、電話越しに首を傾げる。


『俺の声、なんか中毒性でもあるの?』

<……俺からしてみればあるが、他の奴等は分からない>

『はは、なにそれ』


小さく笑みを溢した白石に、
鬼道もふ、と笑った。


<もうそろそろ時間じゃないか?>

『ん、あと5分くらいだ。行かなきゃ』

<頑張れよ。俺達と当たる前に負けたりしたら、面白みが無いからな>

『善処します』


ーーー

野生中のキックオフで、後半戦が開始された。相手は高速ドリブルで雷門側にボールを運ぶと、そこにマックスが立ちはだかる。
そこで仲間にバックパス。ボールを貰った相手は右サイドから上がっていく。


「"スネーク ショット"!」

「"熱血パンチ"ッ!」


円堂はシュートを止めると、
一瞬何かを耐えるように顔を歪めた。

だが「痛くない」と自己暗示し、白石にボールを繋ぐ。


『豪炎寺くん!壁山くん!』

「何度上げて貰っても……」

「壁山ァ!!」

「俺には無理ッス……。」

「っ……!」


ついには膝をついて諦めてしまった壁山に、白石は思わず足を止めた。そして白石がパスしたボールは、高さに負けて相手に奪われてしまう。


『壁山くん……』


呟くような白石の声は、
本人には届かなかった。

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作者名:-naki- | 作成日時:2018年6月3日 13時

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