【Bad Ass Temple】 ページ14
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波羅夷空却
「なんだ?拙僧に甘えてーのか?」
夜も更けはじめ、眠くなってきた貴女は彼の肩に頭をゆっくりと置きました。
普段から彼に甘えることの多い貴女なので、彼は動揺する素振りを見せずに貴女にそう尋ねます。
『空却、ねむい』
そう言って両手を小さく広げて『一緒にねよ?』と言った貴女。
眠さからどこかふわふわしている貴女をよそに、彼は一瞬目を大きく見開きました。
「っ、お前それわざとか?」
自分の中から突如湧き上がる欲を逃がすためにはぁっと息を吐き、そのまま貴女を抱き締めてくれる彼。
一緒にベッドに入ればすぐに寝てしまった貴女に、彼は少し恨めしそうな顔を向けることでしょう。
四十物十四
「っ、なんかドキドキするっすね」
頻繁に貴女の家に遊びに来てくれる彼。
いつもは気を遣ってか夕飯を食べて帰ってしまうのですが、この日は違い。
『十四くん、今日泊まってく?』
「えっ!?そ、その...いいんスか?」
外は雨が降っているのでこのまま帰すのも気が引けた貴女は彼にそんなことを言いました。
お風呂を済ませて二人でベッドに入ると彼にハグをねだった貴女。
そんな貴女に、少し戸惑いながらも彼はぎゅっと優しく抱き締めてくれます。
ドクドクと少し速くなっている彼の心音を耳にしながら、貴女はゆっくりと目を閉じました。
いつもよりかぐっすり寝れた貴女とは反対に、朝起きた時の彼の瞳にはうっすらと隈ができていることでしょう。
天国獄
「お前それ、食ってくださいって言ってるようなもんだぞ?」
ひょんなことから彼の事務所でお世話になっている貴女。
貴女が事務所にいることで鬱陶しそうにしながらも、彼は貴女を追い出すことはしません。
そんな中、彼に恋心を抱いていた貴女はある日意を決して彼に猛アタックをすることに。
仕事終わりのコーヒーを飲んでいる彼の側にいけば、貴女は少し恥ずかしそうにしながら彼に話しかけます。
『あの、獄さん』
「おう、なんだ」
『今日、一緒に寝ません...?』
だめですか?とおずおず両手を開いた貴女に眉をピクリと動かした彼。
そして彼は貴女にぐいっと顔を近づけました。
「そういう意味ってことでいいんだよな?」
そう尋ねた彼にコクリと貴女が頷くのを見れば、彼からの乱暴だけど優しいキスが降りかかるでしょう。
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琥珀(プロフ) - ケルベロスさん» 全然遅くありません!むしろ嬉しい限りです^^ これからも是非楽しみにしていてくださいね! (2022年1月10日 23時) (レス) id: dc00419953 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しい限りです...!のんびり更新になってしまいますが、楽しみにしていただけると光栄です! (2022年1月10日 23時) (レス) id: dc00419953 (このIDを非表示/違反報告)
ケルベロス - 今言っても遅いかもしれないですが、キャラの言いそうなセリフばっかりで面白いです!反応集の作品全部見ました、更新頑張ってください! (2022年1月9日 16時) (レス) @page48 id: f661112be3 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白かったです!続きを楽しみに待っています!(*´ω`*) (2022年1月9日 10時) (レス) @page48 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ケルベロスさん» コメントありがとうございます!こちらよりも小説の方を優先させているのでこちらの更新は遅くなっていますが、引き続き更新も続けていこうと思っています。新しいリクエストについても考えているところですので、今しばらくお待ちいただけると嬉しいです...! (2022年1月5日 11時) (レス) id: dc00419953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2021年2月1日 17時