一郎誕生日その５ ページ23
一郎side
『いちろ？』
急に頬に触れられたAはピクッと身体を震わせて上目遣いで俺の顔を覗き込む。
....好きな女にこんな表情で見つめられて何もしないでいられるほど、俺は出来た人間じゃなかった。
「A、おいで」
『ん』
ベッドに腰掛け、両手を広げれば警戒すること無くAはこっちに来る。
いつもだったらそれだけで嬉しいはずなのに、今は罪悪感しか感じられない。
でも今日は俺の誕生日だ。
少しくらいハメを外したって罰は当たらないだろう。
「一分だけ、」
『ん？』
「一分だけ俺の好きにしてもいいか」
『もちろん』
俺の両腕の中にすっぽりと収まっているAはそう頷けばポンポンと俺の頭を撫でる。
俺はAの首元へと顔を埋め、唇を押しあてた。
『ん...一郎、くすぐったい』
くすぐったさからか身をよじって俺のから離れようとするこいつの腰をぐっと引き寄せ色んな所にキスを落としていく。
鎖骨、耳、鼻....そして口。
最初こそクスクスと声を漏らしていたAだけど、その声は段々女っぽい声に変わっていった。
『いち、ろ....今日、変』
頬を紅潮させながらそう呟いて俺を見つめるAをゆっくりとベッドに押し倒し上に跨る。
「....嫌いになったか？」
『...ううん、嫌いになんかならないよ』
不安になった俺を優しい瞳で見つめるA。
そんな姿が目に入れば俺は一気に罪悪感の渦に飲み込まれていった。
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琥珀(プロフ) - いえいえ構いませんよ！確かにヨコハマは遊園地以来ですね...！今のところ上位はその二つのディビジョンなのでどちらかになると思います！またコメントしてくださりとっても嬉しいです( *´艸｀) (2019年9月7日 23時) (
レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - アンケートの方からいれなくてすみません！ (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 今回もめっちゃくちゃ面白かったです!アンケートなんですけど､私的には最近登場していないヨコハマかなぁと思ったんですけど､ブクロもいいなぁと思いました!これからも頑張って下さい! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ありがとうございます！何だかんだ一番積極的そうなので告白させてしまいました笑次は看病編ですのでお楽しみに！ (2019年8月30日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - シブヤお泊まり編お疲れ様でした！そして、ありがとうございました！乱数くんから告白があるなんて…！尊かったです♪応援してます* (2019年8月30日 5時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀
| 作成日時：2019年7月13日 23時
