左馬刻「おい、理鶯はどっち派だ」 『もちろんきのこ派だよね』 理鶯「....すまない、小官は甘いものがあまり好きではないのだ」 『あれ奇遇だね、私も好きじゃない』 左馬刻「嘘つくんじゃねえよ」 ページ16
左馬刻side
スマホを開くとそこには"クソ野郎"の表示が。
俺は舌打ちをしながらその電話に出た。
「...何の用だよ、手短に言え」
一郎「......」
こいつと長話なんてまっぴら御免だ。
そんな思いを抱きながら一郎のダボにそう告げる。
しかしこいつは中々話しを切り出そうとはしなかった。
「んだよ早く言えねーのか、あぁ？」
一郎「っ、わーったよ......さ、...な」
「あ？聞こえねーよ！」
一郎「だからっ、さんきゅーなって言ってんだよ！！」
きっとAの事について言っているんだろう。
こいつの声が小せぇのが悪いくせに俺が怒鳴れば逆ギレしてきやがった。
そんな態度にイラつきながらも、俺に礼を言ったことに対しては気分がいいので自然と俺は口角が上がる。
しかしそんな感情も次の一言で打ち消された。
一郎「...けど、あいつは渡さない」
さっきまで小さい声だったくせに、その一言はやけにはっきりと俺の耳に届く。
一郎「お前やお前の仲間にも....もちろん弟達にだって譲る気はねぇ」
「お前、何言ってんのか分かってんのか」
一郎「ああ、分かってる。俺は女としてAが好きだ」
はっきりとそう口にしたこいつにもう迷いなんて感じることは無かった。
昔こそ妹として見ようと必死だったが、今はもうすっかり吹っ切れたらしい。
「はっ、上等だ。あいつは絶対俺が手に入れる」
―――相手が誰であろうと関係ない。
そう言い放てば俺は返事を待つことなく電話を切る。
ラップバトルでよく感じる様な高揚感を味わい、俺は口角を上げた。
....そんな俺に反して、銃兎と理鶯の目つきが鋭くなったなんてこの時の俺は知る由もない。
左馬刻「何でおめーはきのこ派なんだよ」 『クッキーの部分あんま好きじゃない。たけのこはクッキーを避けられないじゃん』 左馬刻「お前そんな理由ならチョコレート食えばいい話だろ」 『...盲点だった』 →←『やっぱりきのこの山が一番』 左馬刻「は？たけのこの里に決まってんだろうが！おい銃兎！てめーはどっちだよ！」 銃兎「俺に聞くなよ...つか、お前らガキみたいな争いすんじゃねぇ！」 『でもこの間きのこの山買っていくの見たよ』
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琥珀(プロフ) - いえいえ構いませんよ！確かにヨコハマは遊園地以来ですね...！今のところ上位はその二つのディビジョンなのでどちらかになると思います！またコメントしてくださりとっても嬉しいです( *´艸｀) (2019年9月7日 23時) (
レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - アンケートの方からいれなくてすみません！ (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ - 今回もめっちゃくちゃ面白かったです!アンケートなんですけど､私的には最近登場していないヨコハマかなぁと思ったんですけど､ブクロもいいなぁと思いました!これからも頑張って下さい! (2019年9月7日 22時) (レス) id: 7c495e9dec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - ありがとうございます！何だかんだ一番積極的そうなので告白させてしまいました笑次は看病編ですのでお楽しみに！ (2019年8月30日 11時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
恋夢 - シブヤお泊まり編お疲れ様でした！そして、ありがとうございました！乱数くんから告白があるなんて…！尊かったです♪応援してます* (2019年8月30日 5時) (レス) id: 4ec059f202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀
| 作成日時：2019年7月13日 23時
