『三郎お兄ちゃん』 三郎「ねねね姉さん!?どうしたんですか!?」 『三郎の方が背高いから三郎が兄ね。いい?おにーちゃん』 三郎「は、はい!」 一郎「何で俺は呼んでくれないんだよ!!」 ページ45
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『そう言えば、どこに行くのか聞いてない』
今日は銃兎が仕事で忙しいらしく、左馬刻の部下の人が運転する車に乗り込む。
理鶯と左馬刻に挟まれ真ん中に座っている私は二人にそう尋ねた。
しかし、二人は含み笑いを溢すだけで教えてくれる気配はない。
左馬刻「ん、着いたら分かるだろ」
『....それはそうだけど』
二人の事だから変な場所へは連れていかないだろうとは思うけど。
一体どこに行くのか、こうして考えている時間がもどかしい。
『理鶯、寄り掛かっていい?』
理鶯「ああ、構わない」
車の心地よい振動でついつい眠くなってしまった私は理鶯にそう尋ねる。
理鶯はそんな私の頭を一撫ですればにこやかに微笑んだ。
....ん、好き。
『お邪魔します』
そう言って理鶯の肩に凭れ掛かろうとした瞬間に強い力で頭を掴まれ逆方向に持っていかれる。
左馬刻「んで、理鶯なんだよ」
不機嫌そうな顔で私の頭を自分の肩に持っていく左馬刻。
言葉は乱暴なんだけど、トントンと心地よいリズムで私の頭を軽く叩くので私はあくびを溢した。
『....ちょっと寝る』
左馬刻「おう、着いたら起こしてやっから」
優しくそう言ってくれた左馬刻に小さく頷く。
ふと目が合った理鶯が優しそうに微笑んでくれたものだから、私は安心しきって意識を手放した。
一郎「俺にもお兄ちゃんって呼んでくれ!」 『お兄ちゃん、好き』 一郎「えっ...」 『お兄ちゃん.....一緒に寝よ?』 一郎「え、え!?そそそれは...!」 『いや慌てすぎ』→←『一二三、見て見て。寂雷の白衣似合う?』 一二三「うんっ!お化けみたいで似合ってるよ!!」 『....嫌い』 一二三「え!?」 独歩「...今のはお前が悪い」
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琥珀(プロフ) - みんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しいです!本作はシリーズがかなり続いておりますので、是非気軽に自分のペースでお読みくださいね。 (2021年5月5日 16時) (レス) id: 2e5c416c18 (このIDを非表示/違反報告)
みん - さいっこう!!! (2021年5月5日 15時) (レス) id: 401406e7ba (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» コメントありがとうございます!シリアスが終わればまた色んなキャラとわちゃわちゃさせるつもりなので楽しみにしていてくださいね。リクエストもお待ちしているのでお気軽にどうぞ! (2019年7月10日 22時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 夢主ちゃんがもっと幸せになってくれるといいな (2019年7月10日 17時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - はにゃさん» コメントありがとうございます!そう言っていただき本当に嬉しい限りです! (2019年7月5日 5時) (レス) id: 2e37dd9470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年7月1日 22時