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(8)知人 ページ10

聖悟「……強いかどうかもわかんねぇヤツチームに入れんの」

サクサクと芝生を踏み分け、円堂達の所へと足を進めた。

円堂「あ、天空!」

鬼道「……!」

円堂「来てくれたのか!?」

聖悟「ただの見学だけど」

冬海「円堂くん、円堂くん!どうなってるんですか!?」

円堂「冬海先生、えーっと……今、壁山がトイレに……」

冬海「もう、これ以上お客様を待たせられませんよ!さっさと……」

円堂「あ、はい!解りました!」

さっきのデカいヤツ、まだ帰ってきてなかったんだっけ。

円堂達が壁山とか言うヤツを探しに帰って来るのを待っている間、僕はヘッドフォンを頭にして曲を選んでいた。

鬼道「……おい」

聖悟「…………」

佐久間「……ッ」

鬼道が話しかけるのを無視したら、佐久間にヘッドフォンを取り上げられた。

摩擦で髪が擦れて、一瞬だけ頭痛がする。

聖悟「いっ……!?何すんだテメェ、返せ」

取られるのと同時に、ヘッドフォンを奪い返した。

鬼道「……久しぶりだな。あれから数年経つのか」

聖悟「は?アンタら誰。初対面のクセに馴れ馴れしい」

鬼道「……!」

佐久間「俺たちの事、忘れたのかよ!」

源田「佐久間、そうアツくなるな」

聖悟「忘れるも何も、さっきから知らないって言ってるだろ。同じ事2回も言わせんな」

「「…………」」

そしてまたスマホをいじる。

何を聴こうか……無言のまま何も返さない3人を無視しつつ、そんなことを思った。

佐久間「…行きましょう、鬼道さん」

鬼道「あ、あぁ……」

源田「…………」









本当にわからないんだ。









知らないはずなのに……









なんで胸の辺りに違和感があるんだ。









言葉にできないもどかしさに、僕はスマホの電源を切ったのだった。

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作品ジャンル:アニメ
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マナ - 雷雨さん» こんばんは…! (2021年6月15日 17時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» 冬花ちゃんみたいに夢主の所に豪炎寺がやってきて話をするとかは? (2021年1月1日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» ここではなんですので… (2021年1月1日 15時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雷雨(プロフ) - ミヤさん» あ、どうぞどうぞ! (2021年1月1日 15時) (レス) id: b56424d09c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» ボートに書いていいですか? (2021年1月1日 14時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アッシュ x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年4月21日 20時

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