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(36)助言(アドバイス) ページ38

壁山「うわあぁっ……きたぁ!」

動けないこの状況、ついに雷門中は3点目を奪われてしまった。

円堂「くっ……」

あまり気持ち良くない展開のまま、雷門はハーフタイムに入った。

生徒の中からも、不満の声が聞こえるせいかより空気が悪くなっていた。

夏未「期待しすぎたかしら?私としたことが」

呆れて物も言えないのは、夏未も同じだった。

風丸「くそっ、どうなってるんだ!」

半田「急に足が動かなくなるなんて……」

円堂「みんな、何ビビってんだよ。まだ前半が終わったばかりじゃないか!」

壁山「うわああぁっ!こ、怖いッス!怖いッス!
オレ怖くてこれ以上無理ッス!!」

恐怖に圧倒されてパニックに陥った壁山を、聖悟は手で遮って黙らせた。

円堂「……天空?」

聖悟「……テメェらさっきからギャーギャーうるせぇよ」

何を言い出すのかといえば、聖悟はただ面倒くさそうにため息を吐きながら苦情を述べただけだった。

染岡「なっ……。試合にも出ないで勝手なことばかり言いやがって、何様のつもりだ!」

掴みにかかろうとする染岡を、聖悟は軽く躱した。

聖悟「……気安く触んないでくれる? 人のこと言えねーのに」

風丸「天空!」

聖悟は怒りで気が立っている染岡に向かって一つ問うた。

聖悟「……アンタさ、闇雲に進んでシュートが決まると思ってんの」

染岡「何っ……?!」

聖悟「誰も気付かないのかよ。あの地木流って監督が呪文を唱え始めてから、相手が変なフォーメーションを発動させたの」

聖悟の発言を聞いた雷門の全員が、驚いたような顔をした。

聖悟「考え方が(あめ)ェんだよ。相手の弱点を見抜けもしないで、フットボールフロンティアに行けると思ってんの」

半田「だったら、そう言うお前は勝つ方法があるっていうのかよ?」

説教をする中で、半田が反論する。

聖悟「それくらい自分らで見つけろ。何でも人任せにすんな。……あ、それと。見つけるのはアンタがやれ。攻略の鍵は、あの監督の呪文だ」

円堂「え、オレ!? わ……わかった」

聖悟「さっさと行け。後半、始まるぞ」

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作品ジャンル:アニメ
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マナ - 雷雨さん» こんばんは…! (2021年6月15日 17時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» 冬花ちゃんみたいに夢主の所に豪炎寺がやってきて話をするとかは? (2021年1月1日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» ここではなんですので… (2021年1月1日 15時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雷雨(プロフ) - ミヤさん» あ、どうぞどうぞ! (2021年1月1日 15時) (レス) id: b56424d09c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» ボートに書いていいですか? (2021年1月1日 14時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アッシュ x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年4月21日 20時

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