検索窓
今日:6 hit、昨日:18 hit、合計:63,503 hit

(2)もう一人の転校生 ページ4

…あれから30分後、

聖悟「ここが……雷門中……」

雷門中の校舎は割と大きかった…こう言うの、生徒が多い、マンモス中学って言うのだろう。

…まぁ、この位なら前の中学の方が大きかったけどな。

円堂「職員室はこっちな」

そして再び、円堂の後をしっかりとついて行く。

さきほどから生徒たちとすれ違う度にヒソヒソと聖悟達を見てくる。

…何故だ? そう疑問に思っているとすぐに職員室へたどり着いた。

実際には下駄箱から右に曲がってすぐ左側の部屋なんだが。

円堂「オレ、こっちだから。早くしないと仲間が心配するからさ」

聖悟「……そう」

円堂「じゃあな!」

手を振って、階段の踊り場から姿が消える。

……アイツの言う仲間というのは、多分クラスメイトの事だろう。

どうでもいいことを思いながら、職員室のドアをノックした。

先生「おお、君が天空くんかい?」

聖悟「…はい」

先生「いや〜よく来たねぇ、君のことはお父さんから聞いているよ。さぁ、教室に行こうか」

今度は先生の後ろをついて行くと、教室の前に1人の男子生徒が待っていたかのように立っていた。

確か自分のほかに木戸川清修からの生徒がいたんだった。

先生「入って来い」

ガラッと開いたドアだけに、視線が集中する。

そんな中、気にせずただ無言で教卓の横にさっきの男子と並んで立った。その時……。

円堂「ああーーー!!」

急に立ち上がった男子が僕らの方を指差して叫んだ。

……って言うかアイツ、さっきのヤツだ。

先生「何だ、知り合いか?」

円堂「あ……いや、その……」

先生「いいから座れ」

円堂「あ、はい……」

先生「今日から我が雷門中に転入することになった豪炎寺修也くんだ。前は木戸川清修にいたそうだね?」

豪炎寺「…はい」

……クールなヤツだ。

というよりも先生、普通は最初から入ってきた僕から紹介するべきじゃ?

……ま、どちらでもいいけど。

先生「それから、青龍中から転入してきた……」

聖悟「……天空聖悟」

右手を左胸に添え、頭を下げる。

青龍中の礼儀として教わった、相手に敬意を示した挨拶だ。

結構、紳士のような動きだが正直好きじゃない。

頭を起こし、生徒たちを見てみると顔が真っ赤だった。

何だ?みんな急に熱中症か?

今日そんなに暑くないんだけど…



……円堂まで。

(3)呼び出し→←(1)憂鬱な朝



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
設定タグ:イナズマイレブン , アニメ沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マナ - 雷雨さん» こんばんは…! (2021年6月15日 17時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» 冬花ちゃんみたいに夢主の所に豪炎寺がやってきて話をするとかは? (2021年1月1日 16時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» ここではなんですので… (2021年1月1日 15時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
雷雨(プロフ) - ミヤさん» あ、どうぞどうぞ! (2021年1月1日 15時) (レス) id: b56424d09c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 雷雨さん» ボートに書いていいですか? (2021年1月1日 14時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アッシュ x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年4月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。